「カメレオンって何類なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
見た目が少し不思議で、体の色も変わるため、「トカゲなの?」「それとも別の生き物?」と迷いやすいですよね。
学校で習った記憶があいまいだったり、普段あまり見る機会がなかったりする生き物だからこそ、「なんとなく知っているけれど、詳しく説明するのは難しい」という方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、カメレオンは爬虫類(はちゅうるい)です。
さらに詳しく分類すると、有鱗目(ゆうりんもく)のカメレオン科に属していて、一般的にはトカゲの仲間として説明できます。
この記事では、カメレオンが何類なのかをはじめ、トカゲや両生類との違い、色が変わる理由、食べ物や生息地などを初心者にもわかりやすく紹介します。
「結局カメレオンってどんな生き物?」という疑問を、順番に解決していきましょう。
【まず結論】
カメレオンは爬虫類です。
さらに分類すると、爬虫綱 → 有鱗目 → カメレオン科に属します。
まずは「カメレオン=爬虫類で、トカゲの仲間」と覚えておけばOKです。
カメレオンは何類?結論は「爬虫類」

カメレオンは、爬虫類(はちゅうるい)に分類される生き物です。
爬虫類には、トカゲ・ヘビ・カメ・ワニなどが含まれています。
カメレオンは見た目や動きがかなり独特なので、「カメレオンという別のグループがあるのでは?」と思うかもしれません。
しかし、生き物の分類で見ると、カメレオンもれっきとした爬虫類です。
一言でいうと「爬虫類でトカゲの仲間」
カメレオンについて一番簡単に説明するなら、
カメレオンは爬虫類で、トカゲの仲間
と覚えておけばわかりやすいでしょう。
「カメレオン」という名前だけを見ると独立した生き物のグループのように感じますが、大きな分類ではトカゲやヘビと同じ有鱗目に含まれます。
なぜ「何類?」と迷いやすいの?
カメレオンの分類がわかりにくく感じる理由には、見た目や行動のユニークさがあります。
たとえば、
- 体の色が変化する
- 左右の目を別々に動かせる
- 長い舌を素早く伸ばす
- 枝をつかみやすい特徴的な足を持つ
- ゆっくり揺れるように歩く
など、一般的にイメージするトカゲとは少し違った特徴があります。
そのため、「トカゲとはまったく別の生き物なのでは?」と感じやすいのです。
カメレオンが爬虫類に分類される理由

カメレオンが爬虫類に分類されるのは、見た目だけで決められているわけではありません。
体のつくりやほかの生き物との関係など、さまざまな特徴をもとに分類されています。
ここでは、初心者にもわかりやすい代表的なポイントを見ていきましょう。
体が細かなうろこで覆われている
カメレオンの皮膚を見ると、表面は細かなうろこで覆われています。
遠くから見ると滑らかに見える種類もいますが、近くで見ると爬虫類らしい皮膚をしていることがわかります。
トカゲやヘビなどにも見られる特徴です。
周囲の温度の影響を受けて活動する
カメレオンは、周囲の温度の影響を受けながら活動する生き物です。
こうした性質は、トカゲやヘビなど多くの爬虫類にも共通して見られます。
肺で呼吸する
カメレオンは肺を使って呼吸します。
「両生類なのでは?」と思われることもありますが、カエルの幼生のように水中でえら呼吸をする時期があるわけではありません。
卵を産む種類と子を産む種類がいる
多くのカメレオンは卵を産みますが、種類によっては子どもの姿で産むものもいます。
そのため、「卵を産むから爬虫類」と一つの特徴だけで判断するわけではありません。
ポイント
生き物の分類は、「卵を産む」「うろこがある」といった一つの特徴だけで決まるものではありません。体のつくりや生き物同士の関係なども含めて分類されています。
カメレオンの分類をやさしく理解しよう

「分類」と聞くと難しそうですが、大きなグループから小さなグループへ順番に見ていけば、それほど複雑ではありません。
カメレオンの場合は、次のように考えるとわかりやすいです。
動物界
↓
脊索動物門
↓
爬虫綱
↓
有鱗目
↓
カメレオン科
爬虫類とはどんな生き物?
爬虫類には、カメレオン以外にもさまざまな生き物がいます。
代表的なのは、
- トカゲ
- ヘビ
- カメ
- ワニ
などです。
「爬虫類=地面をはう生き物」というイメージもありますが、実際には木の上で暮らすものや、水の中で多くの時間を過ごすものなど、生活スタイルはさまざまです。
有鱗目とは?
カメレオンは爬虫類の中でも有鱗目(ゆうりんもく)に分類されています。
有鱗目には、一般にトカゲと呼ばれる動物やヘビなどが含まれます。
つまり、
爬虫類という大きなグループの中に有鱗目があり、さらにその中にカメレオン科があります。
カメレオン科とは?
カメレオン科には、見た目や大きさの異なるさまざまなカメレオンが含まれています。
パンサーカメレオンやエボシカメレオンなど、ペットとして名前を聞くことのある種類もカメレオン科の仲間です。
種類によって体の大きさや色、生息する環境などは異なります。
カメレオンはトカゲの仲間?関係を解説

結論からいうと、カメレオンはトカゲの仲間と考えてOKです。
分類上、カメレオンはトカゲやヘビを含む有鱗目に属し、その中でも特徴的なグループとしてカメレオン科にまとめられています。
「カメレオン=普通のトカゲ」ではない
「トカゲの仲間」といっても、ニホントカゲなどとまったく同じ姿をしているわけではありません。
カメレオンには、
- 独特な形をした足
- 種類によって枝をつかめるしっぽ
- 左右別々に動かせる目
- 素早く伸びる長い舌
といった特徴があります。
そのため、「トカゲの仲間の中でも独特な特徴を持つグループ」と考えるとわかりやすいでしょう。
木の上での生活に適した種類が多い
多くのカメレオンは、木や低木など植物のある場所で暮らしています。
枝をしっかりつかめる足や、枝に巻きつけられるしっぽを持つ種類もいて、植物の上を移動するのに適した体になっています。
ただし、すべてのカメレオンが木の上だけで暮らしているわけではありません。
地面に近い場所や落ち葉の中などで暮らす種類もいます。
カメレオンと一般的なトカゲの違いを比較

カメレオンも広い意味ではトカゲの仲間ですが、よく見かけるトカゲとはかなり印象が違います。
主な違いを比較してみましょう。
| 比較ポイント | カメレオン | 一般的なトカゲの例 |
|---|---|---|
| 目 | 左右を別々に動かせる | 両目を同じ方向へ向ける種類が多い |
| 舌 | 長く素早く伸ばして獲物を捕る | カメレオンほど長く伸ばさない種類が多い |
| 足 | 枝を挟むようにつかみやすい | 地面や岩などを歩くのに適した種類も多い |
| しっぽ | 枝に巻きつけられる種類が多い | 移動やバランスなどに使う種類が多い |
| 動き | ゆっくり慎重に動く姿が特徴的 | 素早く走る種類も多い |
| 体色 | 種類によって目立つ変化を見せる | 種類によってさまざま |
ここがポイント!
「トカゲ」といっても非常に多くの種類がいるため、すべてのトカゲに同じ特徴が当てはまるわけではありません。カメレオンは、その中でも特に個性的な特徴を持つ仲間と考えるとわかりやすいでしょう。
カメレオンは両生類じゃないの?よくある勘違い

カメレオンを「両生類なのかな?」と思う方もいるかもしれませんが、カメレオンは両生類ではありません。
爬虫類です。
両生類には、カエル・イモリ・サンショウウオなどが含まれます。
爬虫類と両生類を比較すると?
| 比較 | カメレオンなどの爬虫類 | カエルなどの両生類 |
|---|---|---|
| 皮膚 | うろこを持つ | うろこを持たず、湿った皮膚を持つものが多い |
| 代表例 | トカゲ・ヘビ・カメ・ワニ | カエル・イモリ・サンショウウオ |
| 幼い時期 | カエルのようなオタマジャクシの時期はない | 種類によって水中で過ごす幼生期がある |
見た目だけでは分類できない
カメレオンは独特な姿をしているので、カエルなどと同じ「ちょっと変わった生き物」の仲間に見えるかもしれません。
しかし、生き物の分類は見た目の印象だけで決めるものではありません。
覚え方
カメレオン=爬虫類・トカゲの仲間
カエル・イモリ・サンショウウオ=両生類
このように分けて覚えておくとわかりやすいでしょう。
カメレオンの特徴まとめ

カメレオンには、ほかのトカゲと比べても目立つ特徴がたくさんあります。
ここでは代表的なものを見ていきましょう。
体の色が変わる
カメレオンと聞いて真っ先に「色が変わる生き物」を思い浮かべる方も多いでしょう。
ただし、背景とまったく同じ色へ自由自在に変身するわけではありません。
種類によって変化の幅は異なり、周囲の環境だけでなく、温度や興奮・警戒、ほかの個体とのやり取りなどに伴って色が変化することがあります。
また、パンサーカメレオンでは、皮膚にある細胞内のグアニン結晶の並び方や間隔の変化が、鮮やかな色の変化に関係していることが研究されています。
よくある勘違い
「カメレオンはどんな背景にも同じ色になれる」というわけではありません。色の変化には、周囲の環境だけでなく、個体同士のやり取りなど複数の要素が関係しています。
長い舌で獲物を捕まえる
カメレオンは、舌を一気に伸ばして昆虫などを捕まえます。
種類によっては、舌を体長に匹敵するほど、あるいはそれ以上に伸ばせるものもいます。
一律に「体の何倍もの舌」と考えるより、種類によって違いがあると覚えておくとよいでしょう。
左右の目を別々に動かせる
カメレオンの目は、とても特徴的です。
左右の目をそれぞれ別方向へ動かして周囲を見渡すことができます。
一方、獲物を狙う場面などでは、両目を同じ対象へ向けることもあります。
枝をしっかりつかめる足
カメレオンの足は、指がまとまって向かい合うような特徴的な形をしています。
そのため、木の枝などを挟むようにしてつかむことができます。
木や低木の上で暮らす種類にとって便利なつくりです。
しっぽを枝に巻きつける種類もいる
樹上で生活する多くのカメレオンは、しっぽを枝に巻きつけて体を支えることができます。
このように物をつかむことのできるしっぽは「把握尾(はあくび)」と呼ばれます。
ただし、カメレオンの種類によって生活環境や体の特徴には違いがあります。
ゆっくり揺れるように歩く
カメレオンは、一歩ずつゆっくりと進み、体を前後に揺らすような動きを見せることがあります。
木の葉や枝が風で揺れているようにも見える、カメレオンらしい独特な動きです。
カメレオンは何を食べる?食性を解説

カメレオンは何を食べて暮らしているのでしょうか。
種類によって違いはありますが、昆虫を食べるカメレオンが多いことで知られています。
昆虫を中心に食べる種類が多い
自然界では、
- バッタ
- コオロギ
- そのほかの昆虫
などを捕まえて食べる種類が多くいます。
大きな種類では、昆虫以外の小さな動物を捕らえることもあります。
種類によって食べるものには違いがあるため、すべてのカメレオンがまったく同じ食生活をしているわけではありません。
獲物を見つけると舌を一気に伸ばす
カメレオンの狩りで特に目立つのが、長い舌です。
まず目を動かして周囲を確認し、獲物を狙うと舌を素早く伸ばします。
普段のゆっくりした動きとのギャップも、カメレオンのおもしろいところです。
種類によって食べ方には違いがある
カメレオンとひとことでいっても、大きさや生息環境はさまざまです。
食べるものにも違いがあるため、カメレオン全体については「昆虫を中心に食べる種類が多い」と覚えておくとわかりやすいでしょう。
カメレオンはどこに住んでいる?生息地と環境

カメレオンは、世界中のどこにでも自然分布しているわけではありません。
特に種類が多いことで知られているのが、アフリカとマダガスカルです。
アフリカやマダガスカルに多い
カメレオンの仲間はアフリカに多く分布していて、マダガスカルにも非常に多くの種類が生息しています。
そのほか、
- アラビア半島周辺
- インド
- スリランカ
- 地中海沿岸の一部
などにも自然分布する種類がいます。
覚え方
カメレオンの生息地をざっくり覚えるなら、まずは「アフリカやマダガスカルに多い」でOKです。
木や低木で暮らす種類が多い
多くのカメレオンは、木や低木など植物の上で暮らしています。
枝をつかみやすい足や、物をつかめるしっぽなどは、こうした生活に適した特徴といえるでしょう。
地面に近い場所で暮らす種類もいる
一方で、「カメレオン=すべて木の上」と考えるのは正確ではありません。
小型のカメレオンの中には、森林の落ち葉の近くなど、地面に近い場所で暮らす種類もいます。
カメレオンとひとことでいっても、その暮らし方はさまざまです。
カメレオンのすごい能力と雑学

カメレオンについて知れば知るほど、「どうしてこんな体になっているの?」と思うような特徴がたくさん出てきます。
ここでは、思わず誰かに話したくなるポイントをまとめました。
色を変えるのは隠れるためだけではない
カメレオンの色変化というと「背景に溶け込むため」というイメージがあります。
しかし、色の変化はそれだけではありません。
ほかの個体と出会ったときなど、コミュニケーションの場面で大きく色が変化する種類もいます。
そのため、
「カメレオン=背景の色をそのままコピーする動物」ではない
という点は覚えておきたいポイントです。
両目で別々の方向を確認できる
左右の目を別々に動かせるため、周囲を広く確認できます。
カメレオンを正面から見ると、左右の目がまったく違う方向を向いていることもあります。
見た目にもわかりやすい、カメレオンを代表する特徴です。
種類によって大きさも見た目もかなり違う
「カメレオン」と聞くと同じような姿を想像しがちですが、種類によって大きさや色、頭部の形などはかなり異なります。
大きく成長する種類がいる一方で、とても小さな種類もいます。
角のような突起を持つ種類や、頭に大きな突起を持つ種類など、見比べてみると違いがよくわかります。
単独で見られる種類が多い
カメレオンは、群れを作って常に一緒に行動するタイプの動物ではありません。
種類や場面によって行動は異なりますが、単独で見られることが多い生き物です。
カメレオンはペットにできる?

カメレオンの中には、ペットとして飼育されている種類もいます。
ただし、犬や猫などとは必要な飼育環境が大きく異なります。
ペットとして飼育される種類もいる
たとえば、エボシカメレオンやパンサーカメレオンなどは、飼育されているカメレオンとして比較的名前を聞く機会があります。
独特な見た目から「飼ってみたい」と思う方もいるでしょう。
種類に合った環境づくりが必要
カメレオンを飼育する場合は、種類に応じて、
- 飼育ケース
- 登るための枝や植物
- ライト類
- 温度や湿度を確認するための設備
- エサや水を用意するための用品
などを準備する必要があります。
必要な環境は種類によって異なるため、実際に迎える場合には、飼育する種類について専門店や専門資料などで詳しく確認することが大切です。
この記事では分類・生態を中心に紹介しています
カメレオンは種類によって特徴が異なります。具体的な飼育方法については、迎える種類が決まってから、その種類に合った専門的な情報を確認するとよいでしょう。
まとめ|カメレオンは爬虫類でトカゲの仲間

最後に、この記事のポイントをまとめます。
- カメレオンは爬虫類
- 分類すると有鱗目・カメレオン科に属する
- 一般的にはトカゲの仲間として説明できる
- カエルなどと同じ両生類ではない
- 色が変わるのは背景に隠れるためだけではない
- 左右別々に動く目や長い舌など、独特な特徴がある
- アフリカやマダガスカルに多くの種類が分布している
- 木や低木で暮らす種類が多いが、地面に近い場所で暮らす種類もいる
「カメレオンは何類?」と聞かれたら、
カメレオンは「爬虫類」で、トカゲの仲間!
と答えればOKです。
見た目はとても個性的ですが、分類を順番に見ていくと意外とシンプルですよね。
体の色、目、舌、足、しっぽなど、それぞれにカメレオンらしい特徴があり、知れば知るほど興味深い生き物です。
\ほかの生き物の「何類?」もチェック/
身近な生き物でも、「哺乳類?鳥類?爬虫類?両生類?」と迷うことは意外とあります。
気になる生き物がいたら、分類だけでなく「なぜその仲間なのか」まで調べてみると、生き物の世界がもっとおもしろくなりますよ。

