気づくといつの間にかほこりがたまってしまうテレビまわり。配線やコードが多くて掃除しづらい場所ですよね。この記事では、「ほこりをためない工夫」と「配線をすっきり整えるコツ」を、初心者の方でもすぐ実践できる形でご紹介します。日々の掃除をもっとラクに、そして気持ちのいいリビング空間をつくりましょう。
テレビ台まわりの掃除が面倒になる原因とは?

テレビのまわりは、実は家の中でも特にほこりが集まりやすい場所です。理由はいくつかあります。
- 静電気が起きやすい:テレビや家電は静電気を帯びやすく、ほこりを引き寄せてしまいます。
- 風通しが悪い:壁際に設置されていることが多く、空気の流れが滞りやすいです。
- コードや配線が複雑:掃除のたびに避けるのが大変で、「後でやろう」と放置されがち。
原因を知っておくだけで、「掃除しにくい」の理由が明確になり、改善策も見つけやすくなります。
まずは基本|テレビまわりの掃除で気をつけたいこと
- 電源を切る・必要に応じてプラグを抜く:安全のため、まず最初に行いましょう。
- スプレーは直接かけない:画面や機器に直接かけず、柔らかい布に含ませて使います。
- 強くこすらない:液晶やセンサー部分はデリケート。やさしくなでるように拭きましょう。
- 最後は乾拭きで仕上げる:水分や洗剤が残らないように、仕上げは乾いたクロスで。
用意すると便利な道具
- マイクロファイバークロス(画面用・機器用)
- 静電気タイプのハンディモップ
- やわらかいブラシ(細かいすき間用)
- エアダスター(換気しながら短時間使用)
- 配線チューブ・結束バンド・面ファスナー
- ケーブル収納ボックス(電源タップごとまとめるタイプ)
専用グッズをそろえると掃除がスムーズになりますが、まずは家にあるもので始めてもOKです。
10分でできる!テレビまわりのサッと掃除ルーティン
- 電源をオフにする(安全第一)
- ハンディモップで上から下へ:テレビ上部→背面→台の順で。
- 機器表面をクロスで拭く:リモコンやレコーダーも忘れずに。
- 画面は最後に軽く拭く:力を入れず、一定方向にやさしく。
- 床のほこりを回収:テレビ台下をドライシートでサッと。
「完璧にやろう」と思わず、できる範囲で軽く行うのが続けるコツです。
配線をすっきり!掃除がラクになる整理術
1)使っていないコードを整理する
古い機器のケーブルや使っていない配線が残っていませんか?不要なコードを外すだけで、見た目がすっきりして掃除しやすくなります。
2)ケーブルの流れを決める
配線は左右どちらかに寄せて「通る道」を決めておくと絡まりにくくなります。見た目も整い、掃除機をかけるときに邪魔になりません。
3)まとめる・隠す・固定する
- 面ファスナーで束ねてコードを1本化
- 配線チューブでまとめて見た目をシンプルに
- ケーブルボックスでタップごと収納
- ラベルをつけて後で分かりやすく
4)機器の置き方を工夫
レコーダーやゲーム機はフラットに並べると拭きやすくなります。充電器はトレーにまとめて置くと掃除が一箇所で済みます。
掃除をラクにするレイアウトの工夫
配線整理だけでなく、家具や機器の配置でも掃除のしやすさが変わります。
- テレビ台を壁にぴったりつけすぎない:少し隙間があるとモップを差し込みやすいです。
- 脚付きのテレビ台を選ぶ:下にモップや掃除機ヘッドが入りやすくなります。
- 通気性を確保:背面を開けておくと熱がこもりにくく、ほこりもたまりにくくなります。
手に入りやすいほこり対策グッズ(身近なお店でOK)
身近な量販店や生活雑貨店、100円ショップなどでそろえやすいアイテムをご紹介します。特定のメーカーに限定せず、使いやすさを基準に選べば十分です。
- 配線チューブ:複数のケーブルを通して1本にまとめられます。
- ケーブルカバー:壁沿いの配線を目立ちにくく整えられます。
- 静電気タイプのハンディモップ:ひと撫ででほこり取りができて手軽。
- ケーブル収納ボックス:電源タップと余長コードをまとめて、ほこりの付着を抑えます。
- ラベルシール:配線を後から見直すときに分かりやすくなります。
購入時はサイズや色、置き場所との相性を確認して、リビングに馴染むものを選ぶと続けやすいです。
ほこりがつきにくくなる「置き方」と「選び方」
- 扉付き収納で見せない工夫
- ケーブルは短めに:余分な長さがあると絡まりやすく、ほこりも付着しやすいです。
- 機器の下にトレーを敷く:トレーごと引き出せば掃除が簡単。
頻度の目安|無理なく続けるスケジュール
| 頻度 | 内容 |
|---|---|
| 週1回 | ハンディモップでテレビ台と配線まわりを軽く掃除 |
| 月1回 | 配線の見直し・ケーブルボックス内のほこり取り |
| 季節に1回 | 機器の位置を調整・不要コードの整理 |
無理のないペースでOK。続けられる頻度を見つけることがいちばん大切です。
掃除を続けやすくする「見える化」アイデア
- スマホのカレンダーに「テレビ掃除の日」を登録
- 掃除前後の写真を撮って変化を楽しむ
- 家族と担当を決めて分担すると習慣化しやすい
「気づいたらやる」より、「日にちを決めてやる」ほうが継続しやすくなります。
時短のコツ|「ついで掃除」で負担ゼロ
- テレビをつける前にモップでサッとひと撫で
- 映画やドラマを見る日の前にクロスで画面を拭く
- 掃除機をかけるときに配線部分もチェック
わざわざ掃除の時間を作らなくても、ちょっとした「ついで」で十分です。
よくあるQ&A
- Q. テレビ画面の指紋が気になるときは?
- A. 画面用クロスでやさしく拭きましょう。強くこすらず、一方向に軽くなでるのがポイントです。
- Q. エアダスターは使ってもいい?
- A. 短時間・離して使えばOK。長く吹きつけず、換気しながら行いましょう。
- Q. 配線を全部まとめるのが大変です。
- A. まずは見えるところから1本ずつ。小さな達成感を積み重ねると続けやすくなります。
テレビまわりがきれいだと気分も変わる
テレビまわりが整うと、画面の映りがきれいに見えるだけでなく、リビング全体の印象も明るくなります。ほこりが減ると空間に清潔感が生まれ、自然と心も軽くなるような感覚に。
掃除を“面倒な作業”ではなく、“心地よいリセット時間”として取り入れてみてください。
まとめ|すっきり配線で掃除も気分も軽やかに
テレビまわりのほこり対策は、「配線を整える」「置き方を工夫する」「ついでにサッと撫でる」の3ステップで十分です。続けやすい仕組みに変えることで、きれいが自然に保てます。
今日のちょっとした工夫が、明日の“掃除しやすいリビング”につながりますよ。

