掃除をきちんとやらなきゃと思いつつも、毎日すべての場所を完璧に整えるのは現実的に難しいですよね。仕事や子育てで時間が限られていると「今日はもう無理…」と後回しになってしまうこともあります。そんなときに役立つのが「曜日別掃除ルーティン」。曜日ごとに担当するエリアを決めて少しずつ取り組めば、無理なく部屋をきれいに保つことができます。
この方法は整理収納アドバイザーや時短家事の専門家の間でも推奨されており、「短時間でも継続することが掃除習慣につながる」といわれています。ここではズボラさんでも取り入れやすい曜日別掃除のコツと、具体的な進め方をご紹介します。
ズボラでもできる！曜日別掃除ルーティンとは？
曜日別掃除の重要性
一度に家全体を掃除するのは大変です。休日にまとめてやろうとすると数時間かかり、途中で疲れて中途半端に終わってしまうことも少なくありません。曜日ごとにエリアを分けると、1日あたり10〜20分程度で済むため心理的な負担が減り、継続しやすくなります。
また、汚れは放置するほど落としにくくなります。水回りや床などは「汚れが軽いうちに処理する」ことが重要で、曜日別ルーティンはこの考え方に合致しています。
ズボラでも続けられる掃除の習慣
掃除を習慣化するには「ハードルを下げること」がポイントです。完璧にやろうとするのではなく「今日はシンクを拭くだけ」「トイレの便座だけ」など小さなタスクから始めると長続きします。
行動科学の研究でも、習慣化は「小さな成功体験の積み重ね」で強化されるとされています。ズボラな人こそ、無理なく続けられる小さな一歩から取り入れるのが効果的です。
掃除ルーティン表の活用法
掃除を「見える化」すると忘れにくくなります。冷蔵庫にチェックリストを貼る、スマホアプリのリマインダーを活用するなど工夫すると、継続の助けになります。特にチェックマークを入れる方式は「やった」という達成感を実感しやすく、モチベーション維持に効果的です。
曜日別掃除ルーティンの基本
月曜日の掃除：キッチンの片付け
週の始まりはキッチンから整えましょう。食事の支度で毎日使うため、汚れが溜まりやすい場所です。
具体的な手順は以下の通りです：
1. シンクの水気を拭き取る（2分）
2. コンロの油はねを中性洗剤で拭く（5分）
3. 冷蔵庫の中をざっとチェックして期限切れを整理（5分）
4. ゴミ箱を空にしてリセット（3分）
合計15分程度で完了します。これだけでも料理のやる気がぐんと上がります。
火曜日の掃除：トイレ掃除のポイント
トイレは家族全員が毎日使う場所。清潔さを保つと快適度が大きく向上します。
おすすめの流れは以下の通り：
・便座を除菌シートで拭く
・便器のフチをブラシで軽くこする
・床やドアノブを拭き取る
全部で10分程度ですが、衛生面への効果は大きいです。強い洗剤を使うより、こまめなケアで汚れを防ぐのがポイントです。
水曜日の掃除：風呂の清掃方法
浴室は湿気がこもりやすく、カビの温床になりがちです。週1回しっかり掃除すれば、普段のシャワー後の水切りだけで清潔を保てます。
・換気扇を回して空気を入れ替える
・壁と床をスポンジで軽くこする
・排水口をブラシで掃除
・最後に防カビ剤を使用
時間は20分ほど。これで梅雨時期でも快適に過ごせます。
木曜日の掃除：玄関の整理整頓
玄関は「家の顔」。第一印象を左右する場所です。
・靴を揃える
・マットを外で払いホコリを落とす
・砂やホコリを掃き出す
5分程度で終わりますが、驚くほど清潔感が出ます。余裕があれば傘立ての水受けも洗っておくと、カビやにおい防止になります。
金曜日の掃除：リビングのメンテナンス
リビングは家族団らんや来客時に使う重要な場所。金曜日に整えておくと、週末を気持ちよく過ごせます。
・テーブルを拭く
・ソファやクッションを整える
・床を掃除機がけ
・テレビ台やリモコン周りのほこり取り
合計15分ほどで空間がスッキリ。金曜の夜からリラックスできる環境が整います。
土日の掃除ルーティン
土曜日の家事と工夫
土曜は少し時間をとって「大物」に取り組みましょう。
・窓ガラスや網戸を拭く
・カーテンを洗う
・ベッドシーツを交換する
これらは月に1〜2回で十分ですが、土曜日に組み込むと計画的に進められます。窓や布製品を清潔にすると部屋全体が明るく快適になります。
日曜日の掃除チェックリスト
日曜は「一週間のリセット」。
・冷蔵庫の残り物整理
・机や棚の書類の片付け
・家全体をざっと見渡し、気になる場所を軽く掃除
15分程度で次の週がスムーズに始められます。翌週の献立を考えながら冷蔵庫をチェックすると効率的です。
週末に掃除を効率よく行うコツ
掃除を効率化する鉄則は「上から下へ」「奥から手前へ」。高い場所のほこりを落としてから床を掃除し、奥の部屋から玄関へ向かうように進めれば二度手間を防げます。家族と役割分担するのもおすすめです。
掃除スケジュールで部屋をキープする方法
掃除計画表の作成方法
掃除スケジュールを表にまとめて可視化するのは効果的です。
例：
・月曜：キッチン
・火曜：トイレ
・水曜：風呂
・木曜：玄関
・金曜：リビング
・土曜：大物掃除
・日曜：全体チェック
表を貼って家族と共有すれば、誰が何を担当するかも分かりやすくなります。
1ヶ月を見越した掃除スケジュール
週ごとの掃除に加えて、月に1回は「換気扇」「冷蔵庫」「カーテン」など大きな部分を組み込むと良いです。年末にまとめて掃除する必要がなくなり、季節ごとに快適な住まいを維持できます。
毎日できる簡単な掃除ポイント
日常生活に「ついで掃除」を取り入れると負担が減ります。
・歯磨き後に洗面台を拭く
・帰宅後に玄関の靴を揃える
・調理後にコンロを一拭きする
数分の工夫で汚れが溜まりにくくなり、日々の掃除が格段に楽になります。
掃除を楽にするための便利グッズ
掃除機の選び方と使用ポイント
掃除機はライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
・コードレス掃除機：取り回しが楽で短時間掃除に最適
・ロボット掃除機：床掃除を自動化でき、共働き世帯に人気
・スティック型掃除機：軽量で収納しやすく、一人暮らし向け
部屋の広さや床材を考慮して選びましょう。
掃除で活躍するアイテム一覧
・フローリングワイパー（ホコリや花粉除去に便利）
・マイクロファイバークロス（静電気でホコリを吸着）
・重曹やクエン酸（環境に優しく汚れ落ちに効果的）
・アルコールスプレー（除菌対策に）
・使い捨て手袋（手荒れ防止に）
これらを常備しておくと「思い立ったときにすぐ掃除」ができます。
チェックリストテンプレートの利用法
インターネット上には無料の掃除チェックリストが多数あります。自分の生活スタイルに合わせて編集し、紙に印刷して貼る、アプリに入力するなど工夫すると効果的です。
まとめ
曜日別掃除ルーティンは「毎日少しずつ」「無理なく継続」がキーワードです。曜日ごとに担当を決めることで、ズボラさんでも自然と掃除が習慣になります。
さらに便利グッズやチェックリストを取り入れることで効率が高まり、年末の大掃除に追われることもなくなります。今日から少しずつ取り入れて、快適で清潔な住まいをキープしてみてください。
