「運動会でもっと速く走りたい!」「50m走のタイムを少しでも縮めたい!」
そんなふうに思っている小学生や、子どもの走り方をサポートしたい保護者の方も多いのではないでしょうか。
走る速さには個人差がありますが、スタートの仕方や腕の振り方、足の動かし方など、普段の走り方を見直すことで、よりスムーズに走るためのヒントが見つかることがあります。
また、かけっこの練習は、広い運動場や特別な道具がなくても始められます。短い距離を使った練習や、親子で楽しめる遊びを取り入れるのもおすすめです。
この記事では、小学生が速く走るために意識したい12のコツをはじめ、50m走の走り方、自宅や公園でできる練習方法、運動会に向けた準備まで詳しく紹介します。
小学1・2年生から高学年まで、それぞれのペースに合わせて取り組める内容をまとめましたので、ぜひ親子で参考にしてみてください。
- 小学生が速く走るコツ12選!まず覚えたい走り方の基本
- 小学生の50m走を速くするには?スタートからゴールまでの走り方
- かけっこで思うように速く走れないのはなぜ?見直したい5つの動き
- 小学生の足を速くする練習7選!自宅や公園で楽しく取り組む方法
- 運動会までに実践したい!15分のかけっこ練習メニューと1週間の計画
- 小学1年生から6年生まで!学年に合わせた速く走る練習の選び方
- 50m走のタイムとフォームを確認する方法!親子で使える記録表付き
- 運動会で速く走るための準備は?当日のポイントとよくある質問
- まとめ|小学生が速く走るには基本のフォームと楽しく続けられる練習が大切
小学生が速く走るコツ12選!まず覚えたい走り方の基本

小学生が速く走るためには、ただ一生懸命に足を動かすだけでなく、スタート・腕振り・足の運び方など、体の使い方を意識することも大切です。
とはいえ、最初から難しいフォームを覚える必要はありません。
最初に覚えたい3つのポイント
- スタート:一歩目を出しやすい姿勢をつくる
- 腕振り:腕を自然に前後へ動かす
- 足の運び方:無理に大股にならず、リズムよく走る
まずはこの3つを中心に、分かりやすいポイントから一つずつ試してみましょう。
ここでは、かけっこや50m走で役立つ12のコツを紹介します。
① スタートでは一歩目を出しやすい足の位置で構える
かけっこでは、スタートのときにどのように立つかが大切です。
両足をぴったりそろえるよりも、片足を少し前に出して立つと、一歩目を踏み出しやすくなります。
前後に開く幅は、無理なく動き出せる程度で十分です。
- 足を前後に軽く開く
- 膝を少し曲げる
- 進みたい方向に体を向ける
- すぐに一歩目を出せる姿勢を探す
左右どちらの足を前にすると動きやすいか、実際に試してみるのもよいでしょう。
② 合図をよく聞いて素早く走り出す
スタートの合図に反応して走り出すことも、短い距離のかけっこでは意識したいポイントです。
「よーい」のときには走り出す準備をし、「ドン」の合図を聞いたら一歩目を踏み出します。
家庭では、大人が合図を出して、短い距離を走るゲームにしてみましょう。
慣れてきたら合図を出すタイミングを少し変えてみると、楽しみながらスタートの練習ができます。
合図より前に飛び出さず、きちんと聞いてから走り始めることも大切です。
③ 走り始めは体を軽く前に傾ける
スタート直後は、上半身を軽く前に傾けながら走り出すことを意識してみましょう。
最初から背筋をまっすぐ伸ばして立ち上がるよりも、前へ進む動きにつなげやすくなります。
ただし、上半身だけを大きく折り曲げる必要はありません。
無理に前かがみになるのではなく、自然に前へ進める姿勢を探すことがポイントです。
④ 最初の数歩は自然にスピードを上げる
スタートした瞬間から大きな歩幅で走ろうとすると、かえって足の動きがぎこちなくなることがあります。
最初の数歩は、前に進みながら少しずつスピードを上げるイメージを持ちましょう。
たとえば、最初の3〜5歩だけを意識して走ってみる方法があります。
短い距離で練習すると、一歩目からの動きに集中しやすくなります。
⑤ 腕を左右に広げず前後に動かす
速く走るためには、足だけでなく腕の動きも大切です。
腕が体の前で左右に大きく動いている場合は、前後に振ることを意識してみましょう。
肘を軽く曲げ、走る方向に合わせて自然に腕を動かします。
「腕を後ろにも引いてみよう」と声をかけると、子どもにもイメージが伝わりやすいでしょう。
親子で確認したいポイント
腕は大きく振ることよりも、自然に前後へ動かすことを意識してみましょう。肩に力を入れすぎないことも大切です。
⑥ 手や肩に余計な力を入れずリラックスする
速く走ろうと頑張るあまり、手を強く握ったり、肩に力が入ったりすることがあります。
力いっぱい腕を動かすことよりも、自然なリズムで振れることを意識してみましょう。
手は軽く握る程度で構いません。
走る前に腕を軽く振ったり、肩の力を抜いたりすると、動きを確認しやすくなります。
⑦ 目線を進行方向に向けて走る
走っている途中で足元ばかり見ていたり、隣の友達を見たりすると、進む方向がぶれやすくなります。
かけっこでは、基本的に前を向いて走ることを意識しましょう。
ゴールの方向に目線を向けると、進む先も分かりやすくなります。
ただし、顔を無理に上げたり、遠くを見ようとしてあごを突き出したりする必要はありません。
⑧ 歩幅を無理に広げず自然な一歩を意識する
「大股で走った方が速そう」と思うかもしれませんが、歩幅を大きくすることだけが大切なのではありません。
一歩を大きくしようとして足を前へ伸ばしすぎると、スムーズな足の切り替えが難しくなることがあります。
まずは自然な歩幅で、テンポよく走れることを意識してみましょう。
歩幅の大きさよりも、無理なく前へ進める走り方を見つけることが大切です。
⑨ 足を前へ伸ばしすぎず自然な着地を意識する
走るときに足を大きく前へ伸ばそうとすると、自然な走るリズムが崩れることがあります。
足を遠くへ投げ出すことばかり考えず、無理のない歩幅でスムーズに走ることを意識しましょう。
ただし、着地する位置を細かく意識しすぎる必要はありません。
つま先だけで走ろうとしたり、着地の形を無理に変えたりするのではなく、子ども自身が自然に走れる動きを大切にしましょう。
⑩ 足の動きをリズムよく切り替える
走る速さには、足を動かすテンポも関係しています。
足を速く動かそうとして小刻みに走るのではなく、前へ進みながら自然に足を切り替えることを意識しましょう。
スキップやその場での足踏みなどは、リズムを意識する練習として取り入れやすい方法です。
「タン、タン、タン」と声に出しながら動いてみると、低学年の子どもにも伝わりやすくなります。
⑪ 上半身を大きく左右に揺らさず走る
走っているときに上半身が左右へ大きく揺れている場合は、進む方向に体を向けることを意識してみましょう。
腕を前後に振り、目線を前へ向けることで、自然な姿勢を確認しやすくなります。
ただし、走っている体がまったく動かないわけではありません。
体の揺れを無理に止めようとするのではなく、気持ちよく前へ進めているかを確かめてみてください。
⑫ ゴールラインを越えるまで走り続ける
50m走では、ゴールが近づくと無意識にスピードを緩めてしまうことがあります。
特に運動会では、ゴールの手前で友達を見たり、走り終わったと思って足を止めたりしないように意識したいところです。
ゴールラインを越えるまで走り続け、そのあと安全に減速しましょう。
練習では、ゴールの少し先にも目印を置くと、走り切る感覚をつかみやすくなります。
ただし、走り終わる場所に十分なスペースを確保し、急に止まらなくてもよい環境で行ってください。
まずは一つのコツから試してみましょう!
12個すべてを一度に覚える必要はありません。お子さんが取り組みやすそうなポイントを一つ選び、短い距離で試してみるのがおすすめです。
小学生の50m走を速くするには?スタートからゴールまでの走り方

50m走では、スタートからゴールまで同じように走るのではなく、走り始めの加速や途中のリズム、最後まで走り切ることを意識するのがポイントです。
ここでは、走る速さに関係する基本的な考え方と、距離ごとに確認したい動きを紹介します。
走るスピードを左右するピッチとストライドの関係
走る速さを考えるときによく使われる言葉に、「ピッチ」と「ストライド」があります。
少し難しく聞こえるかもしれませんが、簡単にいうと足を動かすテンポと、一歩で進む距離のことです。
ピッチとは?足を動かすテンポのこと
ピッチとは、一定の時間に何歩進むかを表すものです。
たとえば、同じ時間でより多くの歩数を刻めれば、ピッチが高いといえます。
ただし、足を細かく速く動かすだけでは、必ずしも走るスピードが上がるわけではありません。
ストライドとは?一歩で進む距離のこと
ストライドとは、走っているときに一歩で進む距離を指します。
同じテンポで走る場合、一歩で進む距離が大きければ、その分だけ進む速さも変わります。
ただし、無理に足を遠くへ伸ばして歩幅を広げようとする必要はありません。
歩幅と足の回転を無理なく組み合わせる考え方
走るスピードは、ピッチとストライドの組み合わせによって決まります。
ピッチとストライドの違い
| 項目 | 意味 | イメージ |
|---|---|---|
| ピッチ | 足を動かすテンポ | 1秒間に何歩進むか |
| ストライド | 一歩で進む距離 | 一歩の長さ |
例えば、次のように考えられます。
- ピッチが高くても、一歩が極端に小さいと進む距離が短くなる
- ストライドが大きくても、足の切り替えが遅いとテンポが落ちる
- 自然な歩幅とテンポが合うと、スムーズに前へ進みやすくなる
小学生の場合は、数字を細かく計算するよりも、気持ちよく走れる歩幅とリズムを見つけることを優先するとよいでしょう。
スタート前の立ち方と腕・足の構え方
50m走のスタートでは、合図を聞いてスムーズに一歩目を出せるように準備します。
学校によってスタートの方法が異なる場合もあるため、普段の授業で教わっているルールに合わせて練習しましょう。
「位置について」で確認したい足の向き
まずは、片足を少し前に出して構えます。
両足を大きく開きすぎず、自然に前へ踏み出せる位置を探してみましょう。
どちらの足を前にすると走りやすいか、何度か試して決めても構いません。
「よーい」で意識する体の傾き
「よーい」の合図では、膝を少し曲げ、体を軽く前に傾けて準備します。
かかとを無理に浮かせたり、大きく前のめりになったりする必要はありません。
その姿勢から自然に走り出せるかを確認してみましょう。
最初の一歩を出しやすくする腕の位置
腕は軽く曲げ、足の動きと反対方向に振れるように準備します。
例えば、左足を前に出すなら右腕を前に構える方法があります。
ただし、全員が同じ構えをする必要はありません。
実際に何度か試し、自分が一歩目を出しやすい姿勢を探してみましょう。
難しい場合は、ゆっくり歩く動作から腕と足の組み合わせを確認してみるのもおすすめです。
スタート直後の約10mはスムーズな加速を意識する
スタートしてすぐの区間では、一歩目から自然にスピードを上げていくことを意識しましょう。
最初から大きな歩幅で走ろうとせず、数歩かけてリズムをつくっていきます。
練習では5mや10mの短い距離を使うと、スタートの動きに集中しやすくなります。
まずは速さよりも、合図を聞いてスムーズに走り出せたかを確認しましょう。
中間の約30mは腕振りと自然な歩幅を保つ
スタート後にスピードが上がってきたら、腕と足をリズムよく動かすことを意識します。
無理に歩幅を広げたり、上半身に力を入れたりする必要はありません。
前を向いて、自然な歩幅で走り続けることを心がけましょう。
練習するときは、走っている様子を横から見てもらい、腕と足がスムーズに動いているかを確かめるのもおすすめです。
残り10mは前を向いてゴールまで走り切る
ゴールが近づいても、急に走る動きを緩めないことがポイントです。
隣の友達やゴール付近にいる人を見ようとすると、進む方向やリズムが変わることがあります。
最後まで前を向き、ゴールラインを越えることを意識してみましょう。
走り終わったあとは、十分な距離を使ってゆっくり減速します。
50m走の場面別に確認できる走り方チェック表
50m走のポイントを、スタートからゴールまでの流れに沿ってまとめました。
| 走る場面 | 意識したいポイント | 確認すること |
|---|---|---|
| スタート前 | 一歩目を出しやすい姿勢 | 足を前後に構えられているか |
| 0〜10m | 自然な加速 | 合図のあとスムーズに走り出せたか |
| 10〜40m | 腕と足のリズム | 無理な大股になっていないか |
| 40〜50m | 最後まで走り切る | ゴール手前で緩めていないか |
距離の区切りは、走り方を分かりやすく整理するための目安です。
最初からすべてを意識するのではなく、今の走り方に合ったポイントを一つ選んでみてください。
かけっこで思うように速く走れないのはなぜ?見直したい5つの動き

一生懸命走っているのに、思ったほどスピードが出ないと感じることもあるでしょう。
そんなときは、走り方を少し観察してみると、練習のヒントが見つかるかもしれません。
ただし、走る速さには個人差があります。ここで紹介する特徴に当てはまるからといって、必ずしもその走り方が間違っているわけではありません。
あくまで、自然な動きを見つけるためのチェックポイントとして参考にしてください。
腕が外側に広がる|正面から振り方を確かめる
走っているときに、腕が体の前で左右に大きく動いていないか確認してみましょう。
気になる場合は、止まった状態で肘を軽く曲げ、腕を前後に振る練習から始めます。
「肘を後ろに動かしてみよう」と伝えると、子どもにも分かりやすいでしょう。
大きく振ることよりも、自然なリズムで動かすことを意識します。
足を大きく前に出しすぎる|自然な歩幅を見つける
一歩を大きくしようとして足を遠くへ伸ばすと、走るテンポが崩れることがあります。
そんなときは、無理に歩幅を広げるのではなく、いつもの走り方で短い距離を走ってみましょう。
本人が走りやすいと感じる歩幅を探すことが大切です。
スタートで一歩目が出にくい|構え方を見直す
スタートの合図を聞いてから、最初の一歩がなかなか出ない場合もあります。
その場合は、足の位置や体の向きを確認してみましょう。
5mほどの短い距離で、構える位置を少しずつ変えながら試してみると、自分に合ったスタートを見つけやすくなります。
走ると体が上下に大きく動く|前へ進むリズムを意識する
走っている姿が跳びはねるように見える場合は、上下の動きが大きくなっている可能性があります。
そんなときは、前へ進むことを意識しながら、自然なリズムで走ってみましょう。
スキップや短い距離のかけっこなどを使い、足の切り替え方を確かめるのも一つの方法です。
上下の動きを無理に抑え込む必要はありません。
ゴール直前で動きが緩む|走り切る位置を決めておく
ゴールの手前で走るのをやめてしまう場合は、どこまで走るかを分かりやすく示してみましょう。
例えば、ゴールラインを越えた先に目印を置き、そこへ向かって走る練習があります。
ただし、目印を置く場所は安全に減速できる範囲にしてください。
ゴールを越えるまで足を動かすことができたら、その動きを具体的に褒めてあげましょう。
走り方の特徴から選べるおすすめ練習早見表
気になる走り方と、試してみたい練習方法をまとめました。
| 気になる走り方 | おすすめ練習 | 声かけの例 |
|---|---|---|
| 腕が横に広がる | その場で腕振り | 「腕を前と後ろに動かそう」 |
| 歩幅が大きすぎる | 自然な歩幅で10m走 | 「いつもの歩幅で走ってみよう」 |
| スタートが苦手 | 5mスタートゲーム | 「一歩目を出しやすくしてみよう」 |
| 上下の動きが大きい | スキップ・リズム走 | 「前に進むリズムを意識しよう」 |
| ゴール前で緩む | ゴールを越える練習 | 「線を越えるまで走ってみよう」 |
練習のポイント
一度にいくつもの動きを変えようとすると、子どもが混乱してしまうことがあります。まずは気になるポイントを一つだけ選ぶのがおすすめです。
小学生の足を速くする練習7選!自宅や公園で楽しく取り組む方法

小学生のかけっこ練習は、必ずしも50mを何本も走る必要はありません。
短い距離でスタートを練習したり、その場で腕を振ったりするだけでも、走る動きを確認する機会になります。
ここでは、家庭で取り入れやすい7つの練習方法を紹介します。
練習の回数や距離はあくまで目安なので、子どもの様子に合わせて調整してください。
① その場で腕を振って走るリズムをつかむ
腕振りの練習は、広い場所がなくても取り組みやすい方法です。
練習のやり方
- 足を肩幅程度に開いて立つ
- 肘を軽く曲げる
- 腕を前後にゆっくり動かす
- 慣れてきたら少しテンポを上げる
目安:10秒程度を2〜3回
腕を振る方向や、肩に余計な力が入っていないかを確認する練習です。
鏡を見ながら行ったり、大人と向かい合って動きをまねしたりする方法もあります。
② テンポを変えた足踏みで足の切り替えを練習する
その場で足踏みをすると、足を交互に動かすリズムを意識しやすくなります。
練習のやり方
- 自然な姿勢で立つ
- その場で左右交互に足を上げる
- ゆっくりしたテンポから始める
- 慣れたら少し速いテンポも試す
目安:10〜15秒程度から
膝を高く上げることにこだわらず、足を交互に動かすことを楽しんでください。
大人が手拍子をして、それに合わせて足踏みするのもおすすめです。
③ スキップで腕と足を動かすタイミングを覚える
スキップは、腕と足をリズムよく動かす練習として取り入れやすい遊びです。
練習のやり方
- 平らで広い場所を選ぶ
- ゆっくりスキップしてみる
- 腕も自然に前後へ動かす
- 慣れてきたら少し長い距離にも挑戦する
目安:5〜10m程度から
うまくできない場合は、片足ずつ軽く弾む動きから練習してみましょう。
速く進むことよりも、リズムよく動けることを大切にします。
④ 5mのスタートゲームで最初の一歩に慣れる
スタートだけを練習したい場合には、5mほどの短い距離が便利です。
練習のやり方
- スタート位置とゴール位置を決める
- 片足を軽く前に出して構える
- 大人の合図で走り出す
- ゴールを越えてからゆっくり止まる
目安:2〜3回程度から
間に十分な休憩を入れながら行いましょう。
「どちらの足を前にすると走りやすいかな?」と問いかけながら試すのもおすすめです。
⑤ 10mの短いダッシュで加速する感覚をつかむ
10m走は、スタートから少しずつスピードを上げる練習として使えます。
練習のやり方
- 10mの走る区間を決める
- 足を前後に開いてスタートする
- 最初の数歩を意識しながら走る
- 走り終わったらゆっくり戻る
目安:1〜3回程度から
最初は無理のない速さで走っても構いません。
短い距離でも十分に休みながら、少ない回数で丁寧に取り組みましょう。
⑥ 20mのかけっこで自然な走り方を確かめる
少し長めの距離を使うと、スタートから走るリズムが整っていく様子を確認できます。
練習のやり方
- 20mほどのまっすぐな場所を用意する
- 自然な姿勢でスタートする
- 腕と足のリズムを意識して走る
- 最後まで走ってからゆっくり減速する
目安:1〜2回程度から
毎回タイムを測る必要はありません。
「さっきより腕が振れていたね」など、動きの変化に注目してみてください。
⑦ 親子の追いかけっこで楽しみながら走る
かけっこの練習が単調になりがちなときは、遊びを取り入れるのもおすすめです。
例えば、親子で短い距離の追いかけっこをしてみましょう。
遊び方の例
- 安全に走れる広い場所を選ぶ
- 短い距離で追いかけっこを始める
- 親子で追いかける役を交代する
- 慣れてきたらスタート位置を少し変える
勝ち負けだけにこだわらず、途中で役割を交代するなど、子どもが楽しめるルールにするのがポイントです。
急な方向転換や人との接触が起きにくい、十分に広い場所で行ってください。
7つの練習方法を目的・場所・取り組みやすさで比較
どの練習から始めようか迷ったときは、次の表を参考にしてみてください。
| 練習方法 | 主な目的 | 場所の目安 | 取り組みやすさ |
|---|---|---|---|
| 腕振り | 腕の動きを確認 | 室内でも可能 | 始めやすい |
| 足踏み | 足の切り替え | 室内でも可能 | 始めやすい |
| スキップ | 動きのリズム | 公園など | 慣れに合わせる |
| 5mスタート | 一歩目の確認 | 広い屋外 | 始めやすい |
| 10mダッシュ | 加速の練習 | 広い屋外 | 慣れに合わせる |
| 20mかけっこ | 走るリズムの確認 | 広い屋外 | 慣れに合わせる |
| 追いかけっこ | 楽しく走る | 広い屋外 | 遊び方を調整 |
自宅では腕振りや足踏み、公園では短い距離のかけっこなど、場所に合わせて選ぶと続けやすくなります。
公園や自宅で練習するときに確認したい場所と周囲の安全
かけっこの練習を始める前には、走る場所を確認しておきましょう。
練習前のチェックリスト
- □ 地面が平らで、滑りやすくない
- □ 石や段差などがない
- □ 走る方向に人や自転車が通らない
- □ ゴールの先に十分なスペースがある
- □ 周囲の人の迷惑にならない場所である
室内で練習する場合は、家具などにぶつからないようにし、短い足踏みや腕振りを中心にするとよいでしょう。
また、暑さが厳しい日や天候が悪い日は、無理に屋外で練習する必要はありません。
子どもが疲れていたり、乗り気でなかったりするときは、練習をお休みにすることも大切です。
運動会までに実践したい!15分のかけっこ練習メニューと1週間の計画

運動会が近づくと、「毎日練習した方がいいのかな?」と考えることもあるかもしれません。
ただし、短期間にたくさん走れば、必ず速くなるというわけではありません。
大切なのは、無理のない範囲で走る動きを確認し、楽しく取り組むことです。
ここでは、1回15分を目安にした練習メニューと、運動会までの過ごし方の例を紹介します。
1回15分を目安にした初心者向け練習メニュー
練習時間を決めておくと、親子で取り組みやすくなります。
次のメニューは、走ることに慣れていない子どもでも、内容を調整しやすい一例です。
| 時間 | 練習内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 最初の3分 | 歩く・軽く動く | 走る準備をする |
| 次の8分 | 腕振り・短いダッシュ | 休憩を挟みながら行う |
| 最後の4分 | ゆっくり動く・振り返る | できたことを確認する |
この時間配分は、家庭で取り組む際の一例です。
学年や運動経験、その日の様子によって、練習時間や回数を減らしても構いません。
最初の3分|歩く・軽く動くなどして走る準備をする
最初はゆっくり歩いたり、軽く足踏みをしたりして、これから走る準備をしましょう。
腕を回したり、その場で軽く動いたりするのもよいでしょう。
いきなり全力で走り出すのではなく、少しずつ動きを大きくしていくイメージです。
次の8分|腕振りや短いダッシュを組み合わせる
メインの練習では、一度にたくさんのことを詰め込まないのがポイントです。
例えば、次のような組み合わせがあります。
- 腕振り練習:10秒程度を2回
- スキップ:短い距離を2回
- 5mスタート:2回
- 10mかけっこ:1〜2回
それぞれの間には休憩を入れ、8分の中で無理なく行います。
走ることに慣れていない場合は、種目を減らしても構いません。
回数をこなすことよりも、丁寧に動きを確認することを優先しましょう。
最後の4分|ゆっくり動いて今日の練習を振り返る
練習の最後は、ゆっくり歩くなどして落ち着いて終わりましょう。
そのあと、今日できたことを親子で振り返ってみてください。
「最初の一歩が出しやすかったね」「前を向いて走れたね」など、具体的な言葉で伝えるのがおすすめです。
15分はあくまで時間配分の例です。短い時間でも楽しく取り組めたら、それで十分です。
運動会6日前から当日までの7日間スケジュール例
運動会の6日前から当日まで、7日間の過ごし方を例として紹介します。
毎日練習する必要はなく、休む日も組み合わせながら無理なく準備することが大切です。
| 日程 | 取り組み方 | 確認すること |
|---|---|---|
| 6日前 | 短い距離を走る | 今の走り方を確認 |
| 5日前 | 腕振り・スタート練習 | 気になる動きを一つ練習 |
| 4日前 | お休み・普段の遊び | 無理なく過ごす |
| 3日前 | 5m・10mの短い練習 | スタートや腕振りを確認 |
| 2日前 | 軽い確認 | できたことを振り返る |
| 前日 | 練習は控えめにする | 靴や持ち物を確認 |
| 当日 | 運動会本番 | 覚えたコツを一つ意識 |
このスケジュールは一例です。学校での体育や外遊びの予定に合わせて変更しても構いません。
1〜2日目|今の走り方を確認して練習を選ぶ
1日目は、短い距離を走って今のフォームを確認します。
腕の振り方やスタートなど、気になるポイントを一つ選んでみましょう。
2日目は、そのポイントに合った練習を短時間で行います。
例えば、スタートが気になる場合は5m走、腕振りが気になる場合はその場での腕振り練習がおすすめです。
3〜4日目|スタートと腕振りを中心に取り組む
3日目は練習をお休みにしたり、普段の外遊びを楽しんだりする日にしてもよいでしょう。
4日目は、スタートや腕振りなど、最初に選んだポイントをもう一度確認します。
「前よりできるようになったかな?」と、子ども自身が変化を感じられるようにしてみてください。
5〜6日目|軽い確認を取り入れながら無理なく調整する
5日目は、無理のない範囲で短い距離を走り、これまで練習した動きを確認します。
6日目は運動会の前日にあたるため、走り込みをする必要はありません。
普段どおりに過ごしたり、軽く体を動かしたりする程度にして、翌日に向けた準備を優先しましょう。
7日目|本番では覚えたポイントを一つ意識する
運動会当日は、今まで練習したことをすべて思い出そうとしなくても大丈夫です。
「前を向いて走る」「ゴールまで走り切る」など、一つだけ意識するポイントを決めておくと分かりやすくなります。
順位だけにこだわらず、自分なりに走り切れたことも大切にしたいですね。
たくさん走るよりも一つの動作を丁寧に練習する
速く走れるようになりたいからといって、毎回50mを何本も走る必要はありません。
例えば、スタートを練習したい日は、5mほどの距離で一歩目に集中する方法があります。
腕振りを確認したい日は、走らずにその場で腕を動かす練習だけでも構いません。
何を練習しているのかが分かると、子ども自身も取り組みやすくなります。
練習を休む日も取り入れて無理なく続ける
毎日練習しなければならないと考える必要はありません。
学校で体育があった日や、たくさん外遊びをした日は、家庭でのかけっこ練習をお休みにしてもよいでしょう。
決めたメニューをすべてこなすことよりも、子どもの様子や気持ちに合わせて調整することが大切です。
運動会まで時間がないときに優先したい練習
運動会まで数日しかない場合は、新しい動きをたくさん覚えようとするよりも、分かりやすいポイントに絞ってみましょう。
時間がないときは、この3つを確認!
- スタートの合図を聞いて走り出す
- 前を向いて腕を自然に振る
- ゴールラインを越えるまで走り切る
短い期間でも、こうした動きを確認することはできます。
ただし、数日間の練習でタイムがどの程度変わるかは人によって異なります。
結果を急がず、できることから取り組んでみましょう。
小学1年生から6年生まで!学年に合わせた速く走る練習の選び方

小学生といっても、1年生と6年生では、取り組みやすい練習や理解しやすい説明が異なります。
また、同じ学年でも走ることが好きな子もいれば、かけっこにあまり慣れていない子もいます。
学年だけで練習内容を決めるのではなく、子どもの興味や経験に合わせて選ぶことが大切です。
小学1〜2年生|遊びを取り入れて走る楽しさを感じる
小学1〜2年生では、難しいフォームの説明よりも、遊びながら体を動かす練習がおすすめです。
例えば、次のような遊びがあります。
- 短い距離の追いかけっこ
- 合図に合わせて走り出すゲーム
- 動物のまねをした動き遊び
- スキップやリズム足踏み
「もっと足を速く動かして」などと細かく指示するよりも、「ゴールまで走ってみよう」「一緒にスキップしよう」と伝える方が取り組みやすい場合もあります。
楽しく体を動かせたことを大切にしましょう。
小学3〜4年生|スタートや腕振りの基本に親しむ
小学3〜4年生では、走り方のポイントを少しずつ意識した練習も取り入れやすくなります。
例えば、スタートするときの足の位置を比べたり、腕振りを変えてみたりする方法があります。
ただし、一度にいくつもの動作を直そうとする必要はありません。
子ども自身が「こっちの方が走りやすい」と感じられることも大切にしてみてください。
小学5〜6年生|走るリズムと加速のつながりを意識する
小学5〜6年生では、スタートからゴールまでの走り方を少し細かく振り返ってみるのもおすすめです。
例えば、次のようなポイントがあります。
- スタート直後に自然に加速できているか
- 途中で歩幅を無理に広げていないか
- 腕と足をリズムよく動かせているか
- ゴール前でスピードを緩めていないか
スマホで走る様子を撮影し、本人と一緒に確認する方法もあります。
ただし、フォームを細かく指摘しすぎず、本人が取り組みたいポイントを選べるようにしましょう。
学年別におすすめの練習方法を比較した一覧表
| 学年の目安 | 取り入れやすい練習 | 意識したいこと |
|---|---|---|
| 小学1〜2年生 | 追いかけっこ・スキップ | 走る楽しさを感じる |
| 小学3〜4年生 | 腕振り・5mスタート | 基本の動きを覚える |
| 小学5〜6年生 | 10m走・20m走・動画確認 | 走るリズムを振り返る |
この表は、学年ごとに練習を選ぶ際の一例です。
低学年でもスタート練習に挑戦できますし、高学年が追いかけっこを楽しんでも構いません。
本人に合った練習を選ぶことを優先しましょう。
走るのが苦手な子どもにはどんな練習から始める?
走ることがあまり得意ではない子どもには、最初から速さやタイムを求めない方法がおすすめです。
「できた」と感じられる練習を少しずつ増やしていくと、かけっこに親しむきっかけになります。
短い距離から始めてできた動きを増やす
いきなり50mを走るのではなく、5mや10mなど短い距離から始めてみましょう。
「合図を聞いて走り出せた」「最後まで走れた」など、小さな目標を決めると取り組みやすくなります。
できたことを一緒に確認しながら、少しずつ練習内容を変えていきましょう。
遊びやゲームを取り入れて取り組みやすくする
決められた練習が苦手な場合は、ゲーム感覚で走る方法もあります。
例えば、親子で短い追いかけっこをしたり、決めた目印まで走ったりする遊びです。
毎回勝敗をつけるのではなく、楽しめるルールを考えてみましょう。
本人が楽しめる目標を一緒に決める
「50m走で何秒を目指す」といった目標だけでなく、動きに関する目標を決めるのもおすすめです。
例えば、「スタートの合図をよく聞く」「ゴールまで前を向く」などです。
自分で選んだ目標なら、練習するときにも意識しやすくなるでしょう。
子どもに走り方を教えるときの親の声かけ
親子で練習するときは、どのように声をかけるかも大切です。
分かりやすい言葉で伝え、できたことを一緒に喜べるようにしましょう。
「もっと速く」ではなく動きを具体的に伝える
「もっと速く走って!」という言葉だけでは、何を変えればよいのか分からないことがあります。
そんなときは、「前を向いて走ってみよう」「腕を後ろにも振ってみよう」など、具体的な動きを伝えてみましょう。
実際に大人がお手本を見せるのもおすすめです。
一度に伝えるポイントは一つに絞る
スタート、腕振り、歩幅など、たくさんのことを同時に意識するのは難しいものです。
今日はスタート、次は腕振りというように、一つずつ練習すると分かりやすくなります。
練習中も、できていない部分を次々と指摘するのではなく、選んだポイントに集中できるようにしましょう。
ほかの子ではなく本人の変化に注目する
かけっこでは順位やタイムが気になることもありますが、ほかの子と比べることだけが大切なのではありません。
昨日よりスムーズにスタートできた、最後まで前を向いて走れたなど、本人の変化にも注目してみましょう。
「前より一歩目が出しやすそうだったね」といった具体的な声かけもおすすめです。
親子で練習するときに大切にしたいこと
順位やタイムだけでなく、子ども自身が「できた!」と思える経験も大切にしたいですね。
昨日の自分と比べて成長を見つけることが、楽しく練習を続けるきっかけになるかもしれません。
なお、日本スポーツ協会では、楽しみながらさまざまな動きを経験できる「アクティブ・チャイルド・プログラム」を紹介しています。
家庭での運動遊びを考える際には、日本スポーツ協会の運動遊びの紹介ページも参考になります。
50m走のタイムとフォームを確認する方法!親子で使える記録表付き

かけっこの練習では、タイムを測るだけでなく、走る様子を振り返ることも役立ちます。
例えば、最初の一歩がスムーズになったり、ゴールまで前を向いて走れるようになったりすることも、練習の中で確認できる変化です。
ここでは、タイムの測り方やスマホ動画の使い方、ノートに写して使える簡単な記録表を紹介します。
50m走のタイムは同じ距離と条件で測る
タイムを比べるときは、できるだけ同じ条件で測ることがポイントです。
例えば、次の点をそろえてみましょう。
- 走る距離を同じにする
- スタート位置とゴール位置を決める
- できるだけ同じ場所で測る
- 同じ方法でスタートの合図を出す
- 記録を取る方法をそろえる
また、地面の状態や風などによっても走りやすさが変わるため、数字だけで単純に比較しないことも大切です。
家庭では、毎回正確な記録を出そうとするよりも、練習を振り返る目安として活用するとよいでしょう。
手動のストップウォッチには計測のばらつきがある
ストップウォッチを手で操作すると、スタートやゴールのボタンを押すタイミングに多少のずれが生じます。
そのため、前回よりタイムが少しよかったとしても、必ずしも走る速さそのものが変わったとは限りません。
特にわずかな秒数の違いは、計測方法によるばらつきも考えながら見てみましょう。
タイムを比べるときのポイント
手動のストップウォッチ計測には、測る人の操作による誤差が生じます。
わずかなタイムの違いだけで判断せず、走り方の変化も合わせて確認しましょう。
50m走の手動計測については、大学の陸上競技選手を対象に、計測誤差を調べた研究もあります。
この研究は小学生を直接調べたものではありませんが、手動計測には誤差が生じることを知るうえで参考になります。
家庭でタイムを測るときも、小さな数字の違いだけで判断せず、走り方の変化なども合わせて振り返るとよいでしょう。
詳しく知りたい方は、J-STAGE掲載「ストップウォッチを用いた50m走タイム手動計測における系統誤差・偶然誤差の定量」を参考にしてください。
スマホ動画を使って走り方を振り返る方法
走っている様子は、自分ではなかなか確認できません。
スマホなどで短い動画を撮影すると、腕の動きやスタートの姿勢を振り返りやすくなります。
ただし、撮影に夢中になって周囲への注意がおろそかにならないようにしましょう。
撮影は子どもの了承を得たうえで行い、本人が嫌がる場合は無理に撮る必要はありません。
横から撮影してスタートと歩幅を確認する
横から撮影すると、スタートするときの体の傾きや、足を前に出す様子を確認しやすくなります。
動画を見るときは、まず一歩目が自然に出ているかを確認してみましょう。
そのほか、歩幅を無理に広げようとしていないかも参考になります。
撮影する際は、走路から十分に離れた位置を選びましょう。
走路の外から腕振りと体の向きを確認する
走る方向に近い角度から撮影すると、腕振りや体の向きを確認しやすくなります。
ただし、走ってくる子どもの正面や進路上に立って撮影することは避けましょう。
走路の外側から安全に撮影できる位置を選び、子どもが近づいてくる前に撮影を終えられるようにしてください。
無理に正面から撮影しなくても、斜め方向から腕の動きを確認する方法があります。
周囲が映り込まないよう撮影場所に配慮する
公園などで動画を撮る場合は、周囲の人が映り込まないように気を配りましょう。
撮影した動画は、家庭での振り返りに使うだけでも十分です。
ほかの子どもや通行人が映っている動画を、許可なくインターネット上に公開することは避けてください。
動画で確認したい走り方の5項目
動画を見るときは、次の5つのポイントを参考にしてみましょう。
親子で使えるフォームチェックリスト
- □ スタートで一歩目が自然に出ている
- □ 腕が前後に動いている
- □ 進行方向を向いて走っている
- □ 歩幅を無理に広げていない
- □ ゴールラインを越えるまで走っている
最初からすべてを確認しようとせず、気になる項目を一つだけ選ぶと分かりやすくなります。
子ども自身に「どこが上手にできたと思う?」と聞いてみるのもおすすめです。
親子で記録できる50m走の練習記録表
練習した内容や気づいたことを記録しておくと、あとから振り返りやすくなります。
次の表は、親子で使える練習記録の一例です。
ノートに同じ項目を書いて使ったり、表を参考にオリジナルの記録表を作ったりしてみましょう。
| 日付 | 練習内容 | タイム | できたこと・気づいたこと |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 10m走・腕振り | 未計測 | 前を向いて走れた |
| 2日目 | 5mスタート | 未計測 | 一歩目が出しやすくなった |
| 3日目 | お休み | ― | 次回は腕振りを確認する |
| 4日目 | ____ | ____ | ________ |
| 5日目 | ____ | ____ | ________ |
※記入内容は一例です。タイムを測った日には、ノートなどに記録した秒数を書き込んでください。
なお、5m走や10m走など、50m以外の距離を記録する場合は、距離も一緒に書いておくと振り返りやすくなります。
毎回タイムを測る必要はありません。練習内容やできたことだけを記録してもよいでしょう。
タイムだけでなく走り方の変化も振り返る
かけっこの練習では、数字に表れない変化もあります。
例えば、次のようなことです。
- スタートの構え方が分かるようになった
- 腕を前後に振ることを意識できた
- 最後まで前を向いて走れた
- 自分から練習したいと言うようになった
走る速さだけでなく、こうした変化も一緒に振り返ってみましょう。
子どもが楽しみながら取り組めているかも、大切にしたいポイントです。
運動会で速く走るための準備は?当日のポイントとよくある質問

運動会では、普段と違う雰囲気の中で走ることになります。
本番で慌てないためにも、前日までに靴や服装を確認し、当日は覚えたコツを一つ意識できるとよいですね。
ここでは、運動会の準備や当日のポイント、かけっこの練習に関する疑問をまとめて紹介します。
運動会に向いている靴と動きやすい服装の選び方
運動会では、走りやすい靴と動きやすい服装を選ぶことも大切です。
新しい道具をそろえることよりも、普段から使い慣れているものを確認しておきましょう。
足に合ったサイズの運動靴を選ぶ
靴は大きすぎても小さすぎても走りにくく感じることがあります。
つま先に適度な余裕があり、かかとが大きく浮かないものを選びましょう。
靴を履いた状態で少し歩いたり、軽く動いたりして、違和感なく使えるかを確認してみてください。
靴ひもや面ファスナーを出発前に確認する
靴ひもがほどけやすかったり、面ファスナーがきちんと留まっていなかったりすると、走りにくくなることがあります。
出発前には、靴が足に合っているか、しっかり固定できているかを確認しましょう。
自分で靴を履く子どもには、留め方を一緒に確認しておくのもおすすめです。
履き慣れた靴で走れるよう準備する
運動会の直前に新しい靴を用意すると、普段と履き心地が変わることがあります。
新しい靴を使う場合は、できれば事前に何度か履いて、歩いたり軽く走ったりしてみましょう。
学校から服装や靴について指定がある場合は、その案内に合わせて準備してください。
運動会のスタート前に確認したい3つのこと
運動会当日は、細かいフォームをたくさん意識する必要はありません。
走る前にできることを確認し、自分なりにスタートできるようにしましょう。
軽く体を動かして走る準備をする
学校の先生から案内がある場合は、その内容に合わせて準備をしましょう。
軽く歩いたり、腕を振ったりするだけでも、走る動きを思い出すきっかけになります。
ただし、出番の直前に何度も全力で走る必要はありません。
スタートの足の位置と合図を確認する
スタートラインに立ったら、足の位置を確認します。
「位置について」「よーい」などの合図をよく聞き、落ち着いて準備しましょう。
普段の練習で決めていた足の位置を思い出すと、動き出しやすくなるかもしれません。
緊張しても覚えたコツを一つ思い出す
運動会では、たくさんの人に見られることで、いつもより緊張することもあります。
そんなときは、「前を向いて走る」「ゴールまで走り切る」など、覚えやすいポイントを一つだけ思い出してみましょう。
保護者からも「いつもどおり走っておいで」「楽しんできてね」など、安心してスタートできる言葉をかけてあげたいですね。
運動会当日のチェックリスト
- □ 靴が足に合っている
- □ 靴ひもや面ファスナーを確認した
- □ 学校指定の動きやすい服装になっている
- □ スタートの合図を覚えている
- □ ゴールまで走り切ることを意識できる
小学生の速く走るコツに関するよくある質問|走り方編
ここからは、走り方についてよくある疑問を紹介します。
Q. 小学生がまず覚えるべき走り方のコツは?
最初は、スタートの構え方、腕の振り方、ゴールまで走り切ることなど、分かりやすいポイントから試してみましょう。
すべてを一度に覚える必要はありません。
今の走り方で気になる動きを一つ選び、短い距離で確認する方法がおすすめです。
Q. 腕を大きく振るほど速く走れる?
腕を大きく振れば、必ず速く走れるというわけではありません。
大切なのは、腕を自然に前後へ動かし、足のリズムと合わせることです。
無理に大きく振ろうとせず、走りやすい動きを探してみましょう。
Q. つま先だけで走った方が速い?
つま先だけで着地するように意識すれば、必ず速くなるというわけではありません。
着地の仕方にはさまざまな違いがあるため、子どもに特定の着地方法を無理に求める必要はありません。
まずは自然な走り方を大切にし、歩幅や腕振りなど、分かりやすいポイントから確認してみましょう。
小学生のかけっこ練習に関するよくある質問|練習編
家庭での練習方法や、タイムについての疑問も確認しておきましょう。
Q. 1週間練習すると50m走のタイムは変わる?
1週間の練習で走り方のポイントを覚えたり、スタートに慣れたりすることは考えられます。
ただし、必ずタイムがよくなるとは限りません。
短い期間では、数字だけでなく、走り方の変化や本人ができるようになったことにも注目してみましょう。
Q. 練習すると50m走のタイムは何秒くらい縮まる?
練習によってタイムがどの程度変わるかは、一人ひとり異なります。
もともとの走り方や練習内容、計測条件などによっても変わるため、一律に何秒縮まるとはいえません。
タイムを目標にする場合も、数字だけにこだわりすぎず、本人のペースで取り組んでみてください。
Q. 毎日ダッシュを繰り返した方がよい?
毎日全力でダッシュを繰り返す必要はありません。
短い距離の練習や、遊びを取り入れた運動などを組み合わせる方法もあります。
学校での活動や普段の外遊びも考えながら、休む日を取り入れて無理なく続けましょう。
Q. 縄跳びやスキップもかけっこの練習になる?
縄跳びやスキップは、リズムよく体を動かす遊びとして取り入れられます。
特にスキップは、腕と足を交互に動かす感覚を確かめる練習にも使えます。
ただし、縄跳びやスキップをすれば、必ず50m走のタイムが縮まるというわけではありません。
かけっこ練習の一つとして、楽しみながら取り入れるとよいでしょう。
小学生の習い事に関するよくある質問|かけっこ教室編
家庭で練習していると、専門の教室に通った方がよいのか迷うこともあるかもしれません。
Q. 走るのが苦手な子はかけっこ教室に通うべき?
かけっこ教室に通わなければならないわけではありません。
家庭や公園で遊びながら走ることも、体を動かすよい機会になります。
一方で、走り方を教えてもらいたい、友達と一緒に練習したいといった希望がある場合は、教室を検討する方法もあります。
選ぶときは、子ども本人が楽しめそうか、指導内容が合っているか、無理なく通えるかなどを確認してみましょう。
体験教室がある場合は、実際の雰囲気を確かめてから決めるのもおすすめです。
まとめ|小学生が速く走るには基本のフォームと楽しく続けられる練習が大切

小学生が速く走るためには、スタートの仕方や腕の振り方、足の運び方など、基本的な動きを一つずつ確認することが大切です。
今回紹介したポイントを振り返ってみましょう。
小学生が速く走るために覚えたい7つのポイント
- スタート:一歩目を出しやすい姿勢をつくる
- 腕振り:腕は自然に前後へ動かす
- 歩幅:無理に大股で走ろうとしない
- 足の動き:リズムよく切り替える
- ゴール:ラインを越えるまで走り切る
- 練習:短い距離や遊びを取り入れる
- 振り返り:できたことを親子で確認する
50m走のタイムをよくしたいときも、最初からすべての動きを変える必要はありません。
まずは子どもが取り組みやすいコツを一つ選び、短い時間から試してみるのがおすすめです。
走る速さには個人差がありますが、練習の中で新しい動きに気づいたり、自分なりのコツを見つけたりすることも大切な経験です。
運動会や体育の50m走に向けて、親子で楽しみながら、少しずつ走り方を確認してみてくださいね。
今日から親子で、かけっこの練習を始めてみませんか?
特別な道具がなくても、腕振りや足踏みなど、取り組みやすい練習があります。
まずは一つ選んで、楽しく試してみましょう。
