「今日はなんだかやる気が出ない…」「片付けたい気持ちはあるけれど、腰が重い…」
そんな日は、無理に気合を入れて大掃除をしようとしなくても大丈夫です。
代わりにおすすめしたいのが、生活の“ついで”でできる「ながら掃除」。
特別な道具やテクニックがなくても、日常の動きの中でちょっとだけ手を動かすだけで、お部屋は少しずつ整っていきます。
このページでは、家事が苦手な方や忙しい方でも取り入れやすい「ながら掃除」のアイデアを、シーン別にたっぷりご紹介します。
※本文では、一般的に家庭で行われているお掃除方法をご紹介しています。使用する洗剤や道具は、お使いの製品の説明書や注意書きをよく確認し、素材や体質に合ったものを選んでくださいね。
ながら掃除とは?|がんばらなくても部屋が整う小さな習慣

「ながら掃除」とは、何か別のことをしている“ついで”に行う、軽いお掃除のことです。
たとえば…
- テレビのCM中にテーブルをサッと拭く
- お湯が沸くまでの間にシンクを軽く磨く
- お風呂に入る前に排水口の髪の毛を取る
- スマホを充電しているあいだにデスク周りを整える
このように「掃除の時間を別で作る」のではなく、
・すでにしている行動
・どうせ待っている時間
に、ほんの少しだけお掃除を重ねるイメージです。
一度に完璧を目指す大掃除とは違い、短時間&小さなステップで進めていくので、
心のハードルがぐっと下がり、やる気が出ない日でも取り入れやすいのが特徴です。
また、ながら掃除には次のようなメリットがあります。
- 時間を有効活用できる(待ち時間が「ちょこっと家事タイム」に変わる)
- 散らかりにくくなる(汚れやモノが溜まりにくくなる)
- 気分転換になる(軽く体を動かすことで頭もスッキリしやすい)
- 掃除への苦手意識がやわらぐ(「少しだけならできるかも」と思いやすくなる)
大がかりな掃除はなかなか手が出ない…という方でも、
「ながら」なら、ほんの数十秒から始められます。
ここからは、生活シーンごとの具体的なアイデアを見ていきましょう。
テレビ時間にできる「ながら掃除」テク|ソファに座ったままでOK
CMの30秒でできるミニリセット
ドラマやバラエティを見ていると、CMの時間が何度もありますよね。
この30秒〜1分を「ミニお掃除タイム」にしてしまうのが、とてもおすすめです。
例えばこんなことができます。
- リビングテーブルの上のコップやお皿をキッチンに運ぶ
- テーブルの上をウェットティッシュでサッとひと拭き
- テレビの前に置きっぱなしのおもちゃ・雑誌を定位置に戻す
- 床に置きっぱなしのクッションや膝掛けをソファに戻す
「CM1回につき、1つだけ片付ける」とルールを決めておくと、
番組を見終わる頃には、リビングの印象がかなり変わっていることもあります。
座ったままでできるほこり取り
ソファの横にハンディモップやマイクロファイバークロスを置いておけば、
座ったまま手を伸ばせる範囲のほこりを、テレビを見ながらサッとなでるだけでOK。
具体的には…
- テレビ台の上やゲーム機のまわり
- リモコン置き・棚の角
- フォトフレームや小物の上
軽くなでる程度でも、積もったほこりが取れるだけで見た目がすっきりします。
力を入れすぎたり、デリケートな素材を強くこすりすぎないように、
必要に応じて、家具や家電の取扱説明書も確認しながら行ってくださいね。
キッチンの“待ち時間”を活かすながら掃除|料理がもっとラクに
お湯が沸くまでの1〜2分でシンク周りをひと拭き
お茶やインスタントスープなどでお湯を沸かすとき、
ケトルやコンロの前でじっと待っている時間は、小さな掃除にぴったりです。
例えば…
- シンクの水滴をふきんで軽く拭き取る
- 蛇口まわりの水はねをサッと拭く
- スポンジ置きトレーの水気をふきんで取る
こまめに水気を拭いておくと、水垢やヌメリがつきにくくなり、
あとから本格的に掃除をするときの手間が軽くなります。
電子レンジのチン時間で五徳やコンロ周りチェック
電子レンジを使っている数十秒〜数分のあいだに、
コンロ周りを確認して、気になる油はねをふきんで拭き取ります。
汚れがひどい場所は、素材に合った中性洗剤や専用クリーナーを使い、
換気扇を回しながら行うと、においや汚れ対策にも安心です。
(洗剤を使うときは、必ず製品の注意書きを読んでくださいね)
「ついでに一箇所だけでもきれいにする」という気持ちで、
無理なく続けられる範囲で取り入れてみましょう。
お風呂に入るついでにできる浴室のながら掃除
入浴前の排水口ケアでニオイ・ヌメリ予防
お風呂に入る前に、排水口のゴミ受けをさっとチェックして、
たまっている髪の毛やゴミを取り除くだけでも、ニオイや詰まり予防になります。
ゴミを直接触るのが苦手な場合は、使い捨ての手袋を使ったり、排水口用ネットを設置して、
ネットごと取り替えられるようにしておくと、負担がぐっと減ります。
湯船につかりながら気になる場所をスポンジでひとこすり
湯船でゆっくりしているときに、ふと壁や棚の水垢が気になることはありませんか?
そんなときは、柔らかめの浴室用スポンジを手に取り、
「届く範囲だけ」軽くなでるようにこすっておきましょう。
ゴシゴシ強くこすりすぎると、素材によっては傷の原因になることもあるため、
スポンジの硬さや洗剤の種類は、浴室の材質や説明書を確認しながら選ぶと安心です。
入浴後の10〜20秒でカビ予防ルーティン
お風呂からあがる前に、次のようなひと手間を加えると、カビ予防に役立つと言われています。
- シャワーで壁や床の泡や汚れを流す
- 水気が残りやすい部分をスクイージーやタオルでさっと拭く
- 換気扇を回したり、窓を開けてしっかり換気する
完全にカビを防げるわけではありませんが、
湿気を減らすことで、カビが生えにくい環境づくりにつながります。
スマホ充電中の“手持ち無沙汰時間”をデスク整理に
充電しているあいだに紙類を1分だけ仕分け
スマホを充電しているときは、ついぼんやりしてしまいがち。
そんな時間を、デスク周りの「紙もの整理」にあててみるのもおすすめです。
例えば…
- 机の上に積んだ書類を「今使う/あとで見る/捨てる」にざっくり分ける
- 期限が過ぎたチラシやメモを処分する
- 取っておきたい書類は、ひとまずファイルやクリアポケットにまとめる
「全部きれいにしよう」と思うと重く感じるので、
「今日はこの山だけ」「このトレイの中だけ」と範囲を決めるのがコツです。
文房具や小物を見直して“使いやすい”だけ残す
ペン立てや引き出しには、書けないペンや使わない文房具が紛れていることも。
スマホが遠くにある間に、さっと中身をチェックしてみましょう。
- インクが出ないペンはこのタイミングで処分
- ほとんど使っていないものは別の場所へ移動
- よく使うものだけを取り出しやすい位置に置く
「デスクの上に置くものを厳選する」意識を持つだけで、
作業がしやすくなり、見た目もすっきり整います。
外出前の“1分片付け”で、帰宅後の自分がラクになる
玄関は「靴をそろえるだけ」でも印象アップ
外出前に、玄関でたった1分だけ時間を使ってみましょう。
難しいことをしなくても、家族の靴をそろえる・散らかったスリッパを直すなど、
小さな動きだけで玄関の印象は大きく変わります。
玄関が整っていると、帰宅したときにほっとした気持ちになり、
「ちょっと片付けてみようかな」という前向きな気分にもつながりやすくなります。
バッグの中身を軽くするだけで毎日がラクに
レシートやお菓子の包みなど、バッグの中は意外と細かいゴミがたまりがち。
外出前や帰宅直後の1分を使って、不要な紙類を捨てるだけでも、バッグがすっきりします。
重いバッグを持ち歩かなくて済むようになると、体への負担もやわらぎます。
必要なものが見つけやすくなるので、時間の節約にもつながりますよ。
ながら掃除を助ける「置くだけ道具」を決めておく
各部屋にウェットティッシュや布を常備
ながら掃除を続けやすくするには、「気づいたときにすぐ手が届く場所に道具を置く」ことが大切です。
たとえば…
- リビング:リモコン付近にウェットティッシュやクロス
- キッチン:シンク横にキッチンペーパーやふきん
- 洗面所:鏡の近くに小さめのタオルやクロス
通気性や衛生面を考えながら、直射日光や高温多湿を避けた場所に置いておくと安心です。
製品によって保管方法が異なることがあるので、パッケージの表示も確認してくださいね。
ミニほうきやコロコロを“すぐ取れる場所”に
床のゴミや髪の毛が気になったときに、すぐに使えるよう、
ミニほうきや粘着クリーナー(コロコロ)をリビングや廊下に置いておくのもおすすめです。
見える場所に置くとインテリアの雰囲気が気になる場合は、
カゴや収納ボックスに入れて“すぐ取れるけれど、少し隠れる”場所を作ると、見た目もスッキリします。
やる気が出ない日こそ「最低限の清潔ライン」を決めておく
リビングは「床に物を置かない」を目標に
すべてを完璧に片付けようとすると、どうしても疲れてしまいます。
そんなときは「ここだけ守れたらOK」というラインを決めておくと、気持ちがぐっとラクになります。
例えばリビングなら、
「床にはできるだけ物を置かない」「脱いだ服はソファではなくハンガーへ」など、
自分が心地よく過ごせるための最低限ルールを考えてみましょう。
キッチンは「シンクが見える状態」を目安に
キッチンは、シンクの中が洗い物でいっぱいになると、見た目の負担感もぐっと増してしまいます。
やる気がない日は、すべてを片付けなくても、
- 大きな鍋やフライパンだけ先に洗う
- お皿は軽くすすいでおいて、あとでまとめて洗う
- スポンジで全体を洗えないときは、シンクのゴミ受けだけでもきれいにする
といった「一部だけ」を意識してみるのもアリです。
玄関は「靴を揃えておく」だけでも大きな違い
玄関の印象は、実は靴の並び方だけでもかなり変わります。
掃き掃除ができない日でも、靴を揃える・脱ぎっぱなしの靴を下駄箱にしまうだけで、
スッと整った雰囲気になりますよ。
ながら掃除を安全に続けるための注意ポイント
ながら掃除は気軽で取り入れやすい一方、
「別のことをしながら」だからこそ、次の点には注意しておきたいところです。
- 火を使っているときは、コンロから目を離しすぎない
- 浴室でのながら掃除は、滑りやすい場所に注意する
- 脚立や不安定な台の上での作業は控える
- 洗剤や漂白剤を使うときは、換気と用法・用量を守る
- 手荒れが気になる方は、ゴム手袋などで手肌を守る
安全を優先しながら、「今できる範囲のながら掃除」を取り入れていくことが、
無理なく長く続けるためのポイントです。
まとめ|がんばらなくても大丈夫。小さな“ついで”が心地よい暮らしにつながる
やる気が出ない日や、忙しくてまとまった時間が取れない日でも、
「ながら掃除」なら、生活の中のちょっとした時間でお部屋を整えていくことができます。
- テレビのCM中に、テーブルやリビング周りをひと拭き
- キッチンの待ち時間に、シンクやコンロをプチ掃除
- お風呂に入るついでに、排水口や壁の汚れをチェック
- スマホ充電中に、デスクや紙類をちょこっと整理
- 外出前の1分で、玄関やバッグの中を軽く整える
どれも短時間でできる小さな行動ですが、積み重ねていくことで、
「大掃除をしなくても、なんとなく整っている家」に近づいていきます。
完璧を目指す必要はありません。
今日は1つだけ、できそうなアイデアを選んで試してみる。
そのくらいの気持ちで、気楽に「ながら掃除」を暮らしに取り入れてみてくださいね。

