秋になると食べたくなる、ほくほくの栗ご飯。
生栗を使って作ってみたいと思っても、「栗の硬い皮はどうやって剥くの?」「薄い渋皮がなかなか取れない」と、下ごしらえで困ってしまうことがありますよね。
栗には外側の硬い鬼皮と、その内側にある渋皮があり、栗ご飯を作るときは基本的に両方を取り除きます。
そのまま包丁で剥こうとすると大変ですが、あらかじめお湯に浸すなどの準備をすると、作業を進めやすくなります。
この記事では、栗ご飯に使う栗の鬼皮・渋皮の剥き方を、初めての方にもわかりやすく紹介します。
熱湯やぬるま湯を使う方法、皮がうまく剥けないときの対処法、剥いたあとの下処理までまとめました。
栗ご飯を作る前の準備に、ぜひ役立ててください。
栗ご飯に使う栗はどこまで剥く?鬼皮と渋皮の基本

栗ご飯を作るときは、栗の外側にある硬い皮だけでなく、その内側にある薄い皮も取り除くのが一般的です。
まずは、栗の皮の種類と基本的な剥き方を確認しておきましょう。
鬼皮と渋皮の違いをわかりやすく解説
栗には、「鬼皮(おにかわ)」と「渋皮(しぶかわ)」という2種類の皮があります。
それぞれの違いは、次のとおりです。
| 種類 | 特徴 | 栗ご飯での扱い |
|---|---|---|
| 鬼皮 | 一番外側にある茶色く硬い皮 | 取り除く |
| 渋皮 | 鬼皮の内側にある薄い皮 | 一般的には取り除く |
栗を手に取ったときに見える、つやのある茶色い部分が鬼皮です。
鬼皮を剥くと、実の表面に茶色い薄皮が残ります。これが渋皮です。
渋皮は実に密着しているため、鬼皮よりも剥きにくいと感じることがあります。
栗ご飯では硬い皮と薄い皮の両方を取り除く
一般的な栗ご飯では、鬼皮と渋皮を両方剥いてからお米と一緒に炊きます。
鬼皮は硬いため、必ず取り除きましょう。
渋皮も取り除くことで、栗の黄色い実が見え、炊き上がりの色合いがきれいになります。
また、渋皮を剥いた栗は、ご飯と一緒に食べたときの口当たりもよくなります。
覚えておきたいポイント
栗ご飯では、鬼皮を剥いてから渋皮を取り除くのが基本です。最初から両方を一度に剥こうとせず、順番に作業するとわかりやすくなります。
栗の皮剥きから下処理までの流れを確認
栗ご飯用の栗は、次の順番で準備します。
栗ご飯を作る前の6ステップ
- 栗を洗って表面の状態を確認する
- 熱湯やぬるま湯に浸して鬼皮を剥きやすくする
- 栗の底から鬼皮を剥く
- 渋皮を取り除く
- 剥いた栗を水にさらす
- 水気を切ってお米と一緒に炊く
最初にすべての栗を洗い、必要な道具をそろえておくと、途中で作業を中断せずに進められます。
皮剥きに慣れていない場合は、少量から試してみるのもおすすめです。
栗の皮を剥く前の準備|必要な道具と生栗の下ごしらえ

栗の皮剥きをスムーズに進めるには、最初の準備も大切です。
特別な道具がなくてもできますが、栗の大きさや数に合わせて使いやすいものを用意しましょう。
栗の皮剥きに用意しておきたい道具
基本的に必要なものは次のとおりです。
- 生栗
- ボウル
- 小さめの包丁
- まな板
- 鍋または湯を沸かせる道具
- ざる
- キッチンペーパー
小さめの包丁は、栗の底に切り込みを入れたり、渋皮を薄く取り除いたりするときに使います。
包丁の扱いに慣れていない場合は、栗の皮剥き専用器具を使う方法もあります。
また、剥いた栗を入れるボウルを別に用意しておくと、皮を剥く作業と下処理を分けて進められます。
生栗を洗って表面の状態を確認する
栗を剥く前に、まずは表面を水で洗います。
鬼皮の表面や底の部分に付いた汚れを落としながら、栗の状態を確認しましょう。
栗を選ぶときは、皮に張りやつやがあり、手に持ったときにずっしりとしたものが目安になります。
反対に、次のような栗は状態をよく確認してください。
- 皮に穴が開いている
- 押すと不自然にへこむ
- 底の部分が黒く変色している
- 表面に傷みが見られる
内部の傷みが疑われる栗は、無理に使用せず取り除きましょう。
洗い終わったらざるに上げ、次の作業に進みます。
栗を水やお湯に浸す前に知っておきたいこと
栗の鬼皮は、そのままの状態では硬く、剥くのに時間がかかることがあります。
そこで役立つのが、お湯に浸してから剥く方法です。
熱湯に浸す方法と、ぬるま湯に浸す方法があり、どちらも鬼皮を剥きやすくするための下準備として使われています。
ここがポイント
栗の皮を剥く前にお湯へ浸しておくと、硬い鬼皮を剥きやすくなります。ただし、栗の大きさや皮の状態によって、剥きやすさには違いがあります。
指定された時間浸せば必ず簡単に取れるというわけではないため、最初は少量の栗で試してみるとよいでしょう。
栗をまとめて剥くときの準備のコツ
栗ご飯を家族分作る場合、10個以上の栗を剥くこともあります。
そんなときは、作業する場所をあらかじめ整えておくと便利です。
- 鬼皮を捨てる容器を近くに置く
- 剥いた栗を入れる水入りのボウルを用意する
- まな板の下に滑りにくいシートを敷く
- 一度に全部を剥こうとせず、少量ずつ作業する
特に栗の皮は、剥くたびに細かく散らばりやすいため、皮を入れる容器があると後片付けがラクになります。
栗の数が多い場合は、時間に余裕のある日に下準備を進めるのもよいでしょう。
栗の鬼皮を簡単に剥く方法|熱湯10分と切り込みの入れ方

ここからは、実際に栗の鬼皮を剥く手順を紹介します。
農林水産省では、生栗を熱湯に10分ほど浸してから鬼皮を剥く方法が紹介されています。
硬い皮を無理に剥こうとせず、下準備をしてから作業することがポイントです。
手順① 生栗を熱湯に10分ほど浸す
最初に、洗った生栗を耐熱性のボウルに入れます。
そこへ栗がしっかり浸かる量の熱湯を注ぎ、10分ほど置きましょう。
熱湯に浸すことで、硬い鬼皮が剥きやすくなります。
熱湯を使う方法
- 洗った生栗を耐熱ボウルに入れる
- 栗が浸かる量の熱湯を注ぐ
- 約10分置く
- お湯を切り、触れられる温度まで冷ます
10分ほど経ったら、お湯を切り、栗を取り出します。
ただし、栗は熱くなっていることがあるため、すぐに素手でつかまないようにしてください。
注意
熱湯に浸した栗は、外側だけでなく内部も温まっている場合があります。十分に冷ましてから作業を始めましょう。
手順② 栗の底に浅く切り込みを入れる
栗が扱える温度になったら、包丁で鬼皮に切り込みを入れます。
切り込みを入れる場所は、栗の底にある平らな部分です。
農林水産省では、栗の底にある座から頭に向けて切り込みを入れる方法が紹介されています。
切り込みは、鬼皮を剥き始めるきっかけを作るためのものです。
栗の底(座)はどの部分?
栗の底には、丸みのある茶色い部分とは異なる、少しざらざらした平らな部分があります。
この部分は「座(ざ)」と呼ばれています。
栗の先端が細くとがっているのに対し、座は反対側にある幅の広い部分です。
栗をまな板に置き、底の位置を確認してから作業しましょう。
実を傷つけにくい切り込みの入れ方
栗の底にある座から先端に向かって、鬼皮に切り込みを入れます。
ただし、最初から深く切ろうとすると、栗の実まで削ってしまうことがあります。
栗が転がらないように安定させ、皮の様子を見ながら少しずつ作業しましょう。
切り込みを入れるときのコツ
実を大きく削らないようにすることが大切です。鬼皮の端が浮いて剥き始められる状態になれば、少しずつ皮を取り除けます。
包丁で細かな作業をするのが難しいと感じる場合は、無理をせず栗用の皮剥き器を利用しましょう。
手順③ 底から先端に向けて鬼皮を剥がす
切り込みを入れたら、浮いた鬼皮の端をつまみ、底から先端に向かって剥いていきます。
一度に大きく剥こうとするよりも、少しずつ剥がすほうが作業しやすい場合があります。
鬼皮が途中で切れてしまったら、別の場所から少しずつ剥いていきましょう。
外側の茶色い鬼皮がすべて取れたら、次は渋皮を剥く作業に進みます。
鬼皮を剥くときに実を崩さないコツ
栗の実をできるだけきれいな形で残すには、包丁で深く削りすぎないことが大切です。
鬼皮が剥がれにくいからといって、強く引っ張ったり、刃を深く差し込んだりすると、実まで削れてしまうことがあります。
次の点を意識するとよいでしょう。
- 栗の底から剥き始める
- 皮が浮いた部分を少しずつ剥がす
- 無理に一度で全部剥こうとしない
- 硬い部分は温め方を見直す
栗ご飯では、ある程度大きさが残っていると、炊き上がったときに栗の存在感を楽しめます。
ただし、少し形が崩れても、状態に問題がなければ栗ご飯に使用できます。
見た目を整えることにこだわりすぎず、作業のしやすさを優先してください。
栗の渋皮をきれいに剥く方法|薄皮を残さない手順
]
鬼皮を取り除いたあとに残るのが、茶色い渋皮です。
渋皮は実の表面にくっついているため、鬼皮よりも手間がかかることがあります。
そんなときは、短時間ゆでてから剥く方法を試してみましょう。
鬼皮を取った栗を1〜2分ほどゆでる
農林水産省では、鬼皮を剥いた栗を沸騰したお湯で1〜2分ほどゆでてから、渋皮を取り除く方法が紹介されています。
手順は次のとおりです。
渋皮を剥きやすくする手順
- 鍋にお湯を沸かす
- 鬼皮を剥いた栗を入れる
- 1〜2分ほどゆでる
- 火を止めて栗を取り出す
- 手で触れられる温度まで冷ます
長時間ゆでる必要はなく、渋皮を剥きやすくするための短い下準備です。
ただし、栗の状態によっては、短時間ゆでても渋皮が残る場合があります。
手で触れられる温度まで冷ましてから渋皮を剥く
ゆでた栗は、すぐに触ると熱い場合があります。
鍋から取り出したら、手で無理なく触れられる温度まで冷ましてください。
そのあと、渋皮の端から少しずつ剥いていきます。
渋皮が浮いている部分は、指でつまんで剥がせることがあります。
一方、実にしっかり付いている部分は、無理に引っ張らず、包丁などで表面を薄く取り除きましょう。
栗の丸い部分や溝に残った渋皮の取り方
栗の表面には、丸みのある部分や細かな溝があります。
特に溝の部分は、渋皮が細かく残りやすい場所です。
大きな渋皮を取り除いたあと、栗をゆっくり回しながら、茶色い部分が残っていないか確認してみましょう。
溝に残った渋皮は、無理に引っ張ると実が欠けることがあります。
取りにくい部分だけを少しずつ整えると、栗の形を残しやすくなります。
包丁を使う場合は実の表面を薄く整える
手だけでは渋皮を取り除けない場合、小さめの包丁を使う方法もあります。
このときは、渋皮と一緒に栗の実を大きく削らないことがポイントです。
栗を安定させ、取り残した部分だけを薄く取り除きましょう。
細かい部分まで一度に剥こうとせず、少しずつ確認しながら進めてください。
きれいに仕上げるコツ
渋皮が残りやすい溝の部分は、無理に引っ張らず少しずつ取り除きましょう。栗の黄色い実をできるだけ残すことを意識すると、栗ご飯にしたときの見た目も整いやすくなります。
栗の皮を剥きやすくする裏ワザ|ぬるま湯・冷凍を使った方法

栗の皮剥きには、熱湯を使う方法以外にも、ぬるま湯や冷凍を利用する方法があります。
作業のしやすさや準備できる時間に合わせて選びましょう。
約35℃のぬるま湯に15分浸して剥く方法
熱湯を扱うのが心配な場合は、ぬるま湯を使う方法があります。
味の素パークの「栗のむき方」では、約35℃のぬるま湯に栗を15分ほど浸してから剥く方法が紹介されています。
やり方は次のとおりです。
- ボウルに約35℃のぬるま湯を用意する
- 洗った栗を入れる
- 15分ほど浸す
- 底に切り込みを入れて鬼皮を剥く
- 残った渋皮を取り除く
ぬるま湯に浸しておくことで、硬い鬼皮を剥きやすくすることができます。
ただし、皮の状態によって剥きやすさには差があるため、様子を見ながら進めてください。
ぬるま湯を使うメリット
熱湯を注ぐ作業が必要ないため、熱いお湯を扱うのが苦手な方にも取り入れやすい方法です。ただし、皮を剥くときは包丁の扱いに注意しましょう。
冷凍した栗を熱湯に浸して剥く方法
栗をいったん冷凍してから、熱湯に浸す方法もあります。
茨城県の食と農のポータルサイトでは、栗を冷凍してから熱湯に浸すと、鬼皮がやわらかくなり、渋皮も剥がしやすくなる方法が紹介されています。
基本的な流れは次のとおりです。
- 栗を洗って水気を拭き取る
- 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
- 凍った栗を耐熱容器に入れる
- 熱湯に浸して皮を剥きやすくする
- 扱える温度になってから皮を剥く
冷凍する時間を事前に確保できる場合に、試してみたい方法です。
冷凍方法で知っておきたいこと
冷凍してから熱湯に浸す場合は、栗が十分に凍った状態から始め、皮の剥け具合を確認しながら作業しましょう。
冷凍した栗を熱湯に入れると、お湯の温度が下がることがあります。
また、栗を入れる際に熱湯が跳ねないよう、ゆっくり作業してください。
熱湯・ぬるま湯・冷凍はどう使い分ける?
栗の皮剥き方法を比較すると、次のようになります。
| 方法 | 準備の目安 | 特徴 | 向いている場合 |
|---|---|---|---|
| 熱湯 | 約10分浸す | 鬼皮を剥きやすくする基本的な方法 | その日のうちに下準備したい |
| ぬるま湯 | 約35℃で15分 | 熱湯を使わずに準備できる | 熱いお湯を扱うのが苦手 |
| 冷凍 | 事前に冷凍し、その後熱湯に浸す | 鬼皮と渋皮を剥きやすくする方法 | 前もって準備できる |
どの方法も、栗の状態によって仕上がりや剥きやすさが異なります。
また、表に記載した時間は、皮を剥く作業そのものにかかる時間ではありません。
初めて栗を剥く場合は、熱湯またはぬるま湯を使う方法から試してみると、準備の流れを理解しやすいでしょう。
時間をかけずに準備したい場合のおすすめの選び方
栗ご飯をその日のうちに作るなら、熱湯に浸す方法が取り入れやすいでしょう。
お湯を沸かす準備は必要ですが、浸す時間の目安は約10分です。
熱湯を使いたくない場合は、ぬるま湯に15分ほど浸す方法も選べます。
冷凍を使う方法は、前もって準備できるときに向いています。
ただし、どの方法でも皮を剥く作業そのものには時間がかかります。
迷ったときの選び方
- 基本の方法を試したい:熱湯に約10分
- 熱湯を使いたくない:約35℃のぬるま湯に15分
- 前もって準備できる:冷凍してから熱湯に浸す
作る量が多い場合は、栗の皮剥きに必要な時間も考えて、余裕を持って準備しましょう。
栗の皮がうまく剥けないときは?よくある失敗と対処法

手順どおりに進めても、栗の皮が思うように剥けないことがあります。
そんなときは、無理に力を入れず、皮の状態に合わせて方法を変えてみましょう。
鬼皮が硬くて剥がれないときの対処法
鬼皮が硬くて剥けない場合は、十分にやわらかくなっていない可能性があります。
まずは、栗を浸したお湯の温度や時間を確認してみましょう。
皮が硬いままの場合は、温め直して様子を見る方法もあります。
また、切り込みが浅すぎて皮の端がつかめないこともあります。
その場合は、栗を安定させた状態で、切り込みの位置を確認してください。
包丁を強く押し込むのではなく、皮を剥き始めるきっかけを作ることが大切です。
渋皮が実にくっついて取れないときの対処法
渋皮は栗の実に密着しているため、なかなか剥がれないことがあります。
その場合は、鬼皮を剥いた栗を短時間ゆでる方法を試してみましょう。
農林水産省で紹介されているように、沸騰したお湯で1〜2分ほどゆでてから、扱える温度まで冷まして剥きます。
それでも細かく残る部分は、包丁を使って表面を薄く整える方法があります。
一度に全部剥こうとせず、取りやすい部分から少しずつ進めてください。
皮を剥く途中で栗の実が割れるときの工夫
栗の実が割れてしまう場合は、皮を強く引っ張りすぎていたり、包丁を深く入れすぎていたりすることがあります。
特に、鬼皮と一緒に実の表面まで削ってしまうと、形が崩れやすくなります。
実をできるだけ残したい場合は、次の点を意識してみましょう。
- 包丁の切り込みを深くしすぎない
- 皮を少しずつ剥がす
- 渋皮が取れない部分を無理に引っ張らない
- 栗の大きさに合った道具を使う
少し割れた栗でも、状態に問題がなければ栗ご飯に使えます。
小さくなった栗は、ご飯に混ぜたときになじみやすいという使い方もできます。
渋皮が少し残ってしまった場合はどうする?
栗の溝などに渋皮が少し残ってしまうことがあります。
きれいな黄色い栗ご飯を作りたい場合は、残っている渋皮も取り除くとよいでしょう。
渋皮が残ると、その部分の色が濃く見えたり、口当たりに違いが出たりする場合があります。
細かい部分は包丁で少しずつ整えましょう。
ただし、渋皮を取ろうとして実を大きく削りすぎる必要はありません。
栗の皮が剥けないときの対処法まとめ
| 困っていること | 試したい対処法 |
|---|---|
| 鬼皮が硬い | お湯の温度や浸した時間を確認する |
| 渋皮が取れない | 沸騰したお湯で1〜2分ゆでる方法を試す |
| 実が崩れる | 切り込みを深くしすぎず、少しずつ剥く |
| 細かい皮が残る | 取りにくい部分だけ薄く整える |
栗の皮が剥けないときは、無理に力を入れて作業するよりも、温め方や道具を見直してみるのがおすすめです。
皮を剥いた栗の下処理|水にさらす時間と栗ご飯の炊き方

鬼皮と渋皮を取り除いたら、栗ご飯に使うための下処理をします。
剥いた栗を水にさらし、必要に応じて大きさを整えてから、お米と一緒に炊きましょう。
剥いた栗を水にさらしてアクを抜く
皮を剥いた栗は、水にさらしてアクを抜きます。
味の素パークの「栗のむき方」では、渋皮まで剥いた栗を約10分間水に浸す方法が紹介されています。
作業は次の手順で進めましょう。
- ボウルに水を用意する
- 皮を剥いた栗を入れる
- 10分ほど水にさらす
- ざるに上げて水気を切る
栗を剥いている途中も、水を入れたボウルに順番に入れておくと便利です。
すべて剥き終わったら、下処理を済ませて炊飯の準備に進みましょう。
栗は丸ごと入れる?食べやすい大きさに切る?
栗ご飯に使う栗は、丸ごとでも、食べやすい大きさに切ってもかまいません。
大きな栗をそのまま入れると、炊き上がったときに見た目の存在感があります。
一方、半分に切ると、ご飯と一緒に取り分けやすくなります。
家族で食べる場合や、栗が大きい場合は、半分に切って使うのもおすすめです。
味の素パークの栗ご飯のレシピでも、皮を剥いた栗を半分にしてから水にさらす方法が紹介されています。
栗の大きさで迷ったら
栗の形を楽しみたいなら丸ごと、食べやすさを重視するなら半分に切る方法がおすすめです。好みや栗の大きさに合わせて選びましょう。
生栗は下ゆでせずに炊飯器へ入れられる?
栗ご飯には、皮を剥いた生栗をそのままお米と一緒に炊く方法があります。
鬼皮と渋皮を取り除き、水にさらして下処理を済ませた栗なら、必ずしも事前に完全にゆでる必要はありません。
味の素パークの栗ご飯レシピでも、下処理した栗をお米の上にのせて炊く方法が紹介されています。
ただし、炊飯器の機種によって、具材を入れて炊飯できるかどうかや、使用できるメニューが異なります。
必ず炊飯器の取扱説明書を確認し、具材を入れた炊飯に対応している場合に行ってください。
栗を加えるときは、あらかじめお米と水をセットしてから、上にのせるように入れます。
炊飯前に栗を無理に混ぜ込まず、炊き上がってから全体を混ぜる方法が一般的です。
栗をご飯に加えるタイミングと炊飯前のポイント
栗ご飯を炊くときは、お米の水加減を整えてから栗を加えます。
ここでは、酒と塩だけで味付けするシンプルな栗ご飯を例に紹介します。
栗ご飯2合分の材料例
| 米 | 2合 |
| 栗 | 皮付きで約200g |
| 塩 | 小さじ1/2程度 |
| 酒 | 大さじ1 |
| 水 | 酒を加えたあと、炊飯器の2合の目盛りまで |
※栗200gは皮付きの状態での目安です。皮を剥いたあとの重量とは異なります。
※上記は酒と塩だけを使うシンプルな味付け例です。調味料の種類や量は、使用するレシピに合わせて調整してください。
作り方の流れは次のとおりです。
- 米を洗い、必要に応じて水気を切る
- 炊飯器の内釜に米を入れる
- 塩と酒を加える
- 水を2合の目盛りまで注いで軽く混ぜる
- 下処理した栗を上に広げてのせる
- 炊飯器の説明書に従って炊く
- 炊き上がったら栗を崩しすぎないように混ぜる
炊飯前に栗を加えることで、お米と一緒に炊き上げることができます。
炊き上がったら、しゃもじで底からやさしく混ぜ、栗を全体に行き渡らせましょう。
栗ご飯は、酒と塩だけのシンプルな味付けのほか、みりんや和風だしを加える作り方もあります。
好みに合わせて味付けを選んでみてください。
栗の皮剥きをラクにする便利グッズと安全に作業するコツ

栗の皮剥きは、作る量が多いほど時間がかかる作業です。
毎年栗ご飯を作る場合や、包丁で剥く作業が苦手な場合は、便利な道具や皮剥き済みの商品を活用する方法もあります。
栗の皮剥き専用器具を使うメリット
栗の皮剥き専用器具は、栗の鬼皮や渋皮を取り除くために作られた道具です。
栗を挟むようにして皮を剥くタイプなどがあり、包丁だけで作業する方法とは使い方が異なります。
専用器具を使うメリットには、次のようなものがあります。
- 栗の皮剥きに合わせた形状になっている
- 包丁で細かく切り込みを入れる作業を減らせる場合がある
- 栗をたくさん剥くときの選択肢になる
- 繰り返し栗ご飯を作る家庭で使いやすい
ただし、専用器具を使えば必ず簡単に剥けるというわけではありません。
栗の大きさや硬さによって、使い心地が変わることもあります。
購入する場合は、対応する栗の大きさや使い方、お手入れの方法を確認しておきましょう。
栗の皮剥き器を選ぶときのポイント
- 鬼皮と渋皮のどちらに対応しているか
- 手に持ちやすい大きさか
- 使い方がわかりやすいか
- お手入れがしやすいか
毎年栗ご飯を作るなら、使いやすい皮剥き器を一つ用意しておくのも便利です。
皮剥き済みの栗を使って手間を減らす方法
皮剥きの時間をできるだけ減らしたい場合は、あらかじめ皮が取り除かれた栗を使う方法があります。
皮剥き済みの商品なら、鬼皮や渋皮を取り除く工程を省けます。
ただし、栗の加工状態によって使い方が異なるため、購入前に商品表示を確認することが大切です。
生のむき栗と加工された栗の違い
皮剥き済みの栗には、生の状態のものや、すでに加熱加工されたものなどがあります。
生のむき栗は、皮が取り除かれた状態で販売されているもので、栗ご飯用の材料として使いやすい商品です。
一方、甘露煮のように甘い味付けがされた栗や、加熱済みの栗もあります。
こうした商品を使う場合は、いつもの生栗の栗ご飯とは味わいや仕上がりが変わることがあります。
商品によって調理方法が異なるため、表示されている使い方に従いましょう。
栗ご飯用のむき栗を選ぶときの確認ポイント
栗ご飯用のむき栗を購入するときは、次の点を確認すると選びやすくなります。
- 生栗か加熱済みか
- 味付けされているか
- 冷蔵品か冷凍品か
- 内容量はどのくらいか
- 栗ご飯に使える商品か
特に、甘い味付けがされている商品は、シンプルな栗ご飯を作りたい場合には向かないことがあります。
栗本来の味を楽しみたいなら、味付けのない商品を選ぶとよいでしょう。
冷凍のむき栗を使う場合は、解凍が必要かどうかも確認しておくと、炊飯の準備を進めやすくなります。
皮剥きの手間を減らしたい方へ
栗ご飯を作る機会が多いなら、皮剥き器を使う方法もあります。
一度だけ作る場合や、下ごしらえの時間を短くしたい場合は、皮剥き済みの栗を選ぶのも便利です。
使う回数や調理にかけられる時間に合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。
包丁を使うときは栗と手元を安定させる
栗の表面は丸みがあり、硬い鬼皮が付いているため、包丁を当てたときに滑ることがあります。
皮剥きをするときは、まな板を安定させ、栗が転がらない状態で作業しましょう。
次のような点に気をつけてください。
- まな板の下に滑りにくいシートを敷く
- 刃先を手や指に向けない
- 栗を強く握りすぎない
- 包丁が入りにくいときは無理に力をかけない
- 作業しにくい場合は専用器具を検討する
特に栗の底に切り込みを入れる場面では、手元が不安定にならないようにしましょう。
焦って作業を進めるよりも、ひとつずつ丁寧に剥くことが大切です。
熱湯や温めた栗を扱うときの注意点
栗を熱湯に浸したり、短時間ゆでたりするときは、お湯や栗の温度に注意しましょう。
温めた栗は表面だけでなく、内側まで熱くなっている場合があります。
お湯から取り出した直後に素手で触らず、十分に温度を確かめてください。
また、熱湯を入れたボウルを移動させるときは、容器が安定していることを確認しましょう。
安全に作業するための注意点
- 熱湯に浸した栗は十分に冷ます
- 熱いお湯を移動させるときは慎重に扱う
- 包丁の刃先を手元に向けない
- 皮が硬いときは無理に力を入れない
- 作業しにくい場合は方法を変える
熱いお湯の扱いに不安がある場合は、ぬるま湯を使う方法を選ぶこともできます。
栗ご飯作りは、皮を剥くところから少しずつ準備する料理です。
無理に急がず、自分が作業しやすい方法を選んでください。
まとめ

栗ご飯に使う栗は、外側の硬い鬼皮を剥いてから、内側の渋皮を取り除くのが基本です。
そのまま剥こうとすると大変ですが、熱湯やぬるま湯を使って下準備をすると、皮を剥きやすくなります。
この記事のポイント
- 栗ご飯では鬼皮と渋皮の両方を剥くのが一般的
- 鬼皮は熱湯に約10分浸してから剥く方法がある
- ぬるま湯なら約35℃で15分浸す方法もある
- 渋皮が剥けないときは1〜2分ほどゆでる方法を試す
- 剥いた栗は約10分水にさらす下処理がある
- 皮剥きが大変な場合は専用器具やむき栗も便利
初めて栗ご飯を作る場合は、少量の栗から剥き方を試してみると、作業のコツをつかみやすくなります。
皮剥きには少し手間がかかりますが、自分で下ごしらえした栗を使うと、ほくほくの栗ご飯を楽しめます。
秋の食卓に、ぜひ手作りの栗ご飯を取り入れてみてください。
まずは少量の栗から試してみましょう
熱湯やぬるま湯を使った下準備をしてから、鬼皮・渋皮の順番で剥いてみてください。
手順を覚えておくと、次に栗ご飯を作るときにも役立ちます。
