外出先や旅行先で「今、自分はどちらを向いているんだろう?」と気になることはありませんか。
方位磁石を持っていなくても、スマホの地図アプリや太陽の位置、影の向きなどを使えば、方角の目安を知ることはできます。
ただし、スマホのコンパスは周囲の金属や磁石の影響を受けることがあり、太陽や影を使う方法も時間帯や季節によって見え方が変わります。特に登山や災害時など、安全に関わる場面では、方角だけで判断せず、地図や公的な情報とあわせて確認することが大切です。
この記事では、方位磁石がないときに方角を調べる方法を、初心者にもわかりやすく紹介します。
方位磁石がないときに方角を知るには?基本の考え方

方位磁石が手元にないと、北や南がまったくわからないように感じるかもしれません。
でも実際には、身近なものを使って方角の目安を確認する方法はいくつかあります。
まず覚えておきたいポイント
方角は、スマホ・太陽・影・地図・周囲の目印を組み合わせると確認しやすくなります。ひとつの方法だけで決めつけず、いくつかの情報を合わせて見るのがコツです。
方角はスマホ・太陽・影・地図で目安を確認できる
方位磁石がなくても、次のようなものを使えば方角の目安を知ることができます。
- スマホの地図アプリ
- スマホのコンパス機能
- 太陽の位置
- 棒や建物の影
- 駅前地図や案内板
- 道路・川・線路などの向き
一番手軽なのはスマホを使う方法です。現在地を表示して地図を北向きにすれば、自分の周りの道路や建物と照らし合わせて、だいたいの方角を確認できます。
スマホが使えないときは、太陽や影を使う方法もあります。朝日が昇る方向は東、夕日が沈む方向は西の目安になります。
| 調べ方 | 使いやすい場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| スマホ地図 | 街中・旅行先・家の向き確認 | 地図が回転していないか確認する |
| スマホコンパス | その場で北を知りたいとき | 金属や磁石の近くではずれることがある |
| 太陽 | 晴れた昼間 | 季節や時間帯で見え方が変わる |
| 影 | 屋外で時間に余裕があるとき | 短時間ではわかりにくいことがある |
| 案内板・地図 | 駅・観光地・商業施設 | 現在地と向きを照らし合わせる |
正確な測定が必要な場面では専用の道具も検討する
日常生活で「こちらがだいたい北かな」と確認する程度なら、スマホや太陽を使った方法でも役立ちます。
一方で、登山、キャンプ、土地の測量、建築、風水や家相を細かく見る場面などでは、より正確な確認が必要になることがあります。
そのような場合は、方位磁石や登山用コンパス、GPS機器、専門家の確認なども検討すると安心です。
注意:ここで紹介している方法は、方角の目安を知るためのものです。危険を伴う移動や正確な測定が必要な場面では、専用の道具や公的な情報もあわせて確認しましょう。
東西南北の基本をわかりやすく整理
方角を調べる前に、東西南北の基本を簡単に整理しておきましょう。
方角は、北・南・東・西の4つを基本に考えます。地図や案内板を見るときも、この4方向を理解していると迷いにくくなります。
北・南・東・西の位置関係
一般的な地図では、上が北、下が南、右が東、左が西として表示されることが多いです。
- 北:地図の上側
- 南:地図の下側
- 東:地図の右側
- 西:地図の左側
たとえば、地図を北向きにした状態で右側に進むと東、左側に進むと西の方向になります。
地図では上が北とは限らない場合もある
紙の地図では上が北になっていることが多いですが、スマホの地図アプリでは表示が回転していることがあります。
スマホを持っている向きに合わせて地図が動いていると、画面の上が必ず北とは限りません。
「地図の上=北」と思い込むと、逆方向に進んでしまうこともあります。地図アプリを使うときは、北向き表示になっているか確認しましょう。
真北と磁北は少し違う
方角には、地図上の北である「真北」と、方位磁石が指す「磁北」があります。
この2つは完全に同じではなく、地域によって少しずれがあります。
日常生活で方角の目安を知りたい場合は大きく気にしなくてもよいことが多いですが、登山や測量など正確さが必要な場面では、この違いも意識しておくと安心です。
今すぐできる方角チェックの手順

「とりあえず今いる場所で北を知りたい」というときは、いきなりひとつの方法だけで判断するより、いくつかの情報を組み合わせるのがおすすめです。
方角チェックの基本ステップ
- 現在地と目印を確認する
- スマホ地図を北向きにする
- 太陽や影で大まかに照らし合わせる
- 案内板や道路の向きも確認する
まず現在地と周囲の目印を確認する
最初に、自分が今どこにいるのかを確認しましょう。
スマホが使える場合は、地図アプリで現在地を表示します。近くに駅、コンビニ、公園、学校、大きな交差点などがあれば、それも目印になります。
周囲の目印がわかると、地図上の位置と実際の景色を照らし合わせやすくなります。
スマホ地図を北向きにして見る
次に、スマホ地図を北向きにします。
Googleマップなどの地図アプリでは、方位マークをタップすると北向き表示に戻せることがあります。北向き表示にすると、画面の上側が北になり、方角を確認しやすくなります。
画面上の道路の向きと、実際に見えている道路の向きを比べると、自分がどちらを向いているのかもわかりやすくなります。
太陽や影の向きで大まかに照らし合わせる
昼間で太陽が見える場合は、太陽の位置も参考になります。
朝は東の空から太陽が昇り、夕方は西の空へ沈んでいきます。昼ごろには、太陽は南寄りの空に見えることが多いです。
また、太陽が出ていると影ができます。影の向きも方角を考えるヒントになります。
ただし、季節や地域、時間帯によって太陽の見え方は変わります。太陽だけで決めつけず、地図や周囲の目印と一緒に確認しましょう。
案内板や道路の向きも合わせて確認する
街の中では、駅前地図や観光案内板、道路標識なども役立ちます。
案内板には「現在地」や「北」のマークが書かれていることがあります。近くに大きな道路や川、線路がある場合は、それらの向きを地図と照らし合わせると方角をつかみやすくなります。
スマホだけでは不安なときも、案内板や道路の向きを合わせて見ることで、勘違いを減らしやすくなります。
ひとつの方法だけで決めつけない
方角を調べるときは、ひとつの方法だけで決めつけないことが大切です。
スマホのコンパスは周囲の環境でずれることがありますし、太陽の位置も時間帯によって変わります。案内板も、見る向きによっては勘違いすることがあります。
「スマホの地図」「太陽」「影」「案内板」「道路の向き」などを組み合わせて確認すると、より判断しやすくなります。
迷ったときは安全な場所で立ち止まって確認する
歩きながらスマホを見たり、道路上で立ち止まったりすると危ないことがあります。
方角を確認したいときは、歩道の端や広い場所など、安全な場所で一度立ち止まって確認しましょう。
特に夜道、交通量の多い場所、駅のホーム、山道などでは、無理に歩きながら確認しないことが大切です。
安全ポイント:スマホを見ながら歩くのは避けましょう。方角を確認するときは、まず安全な場所で立ち止まるのがおすすめです。
スマホで北や東西南北を確認する方法

方位磁石がないとき、もっとも手軽に使えるのがスマホです。
スマホの地図アプリやコンパス機能を使えば、現在地や向いている方向を確認できます。
Googleマップで現在地と向きを確認する
Googleマップを開くと、現在地が青い点で表示されます。
現在地の周りに見える道路や建物と、実際の景色を比べることで、自分がどの方角にいるのかを確認しやすくなります。
青い点から扇形のような表示が出ている場合は、スマホが向いている方向の目安を示しています。ただし、表示がずれることもあるため、周囲の道路や建物と合わせて確認しましょう。
地図アプリを北向き表示に切り替える
地図アプリを使うときは、画面の向きに注意しましょう。
スマホ地図は、操作しているうちに回転していることがあります。地図が回転していると、画面の上が北ではない場合があります。
Googleマップでは、方位マークを確認すると北の向きがわかります。北向き表示にすると、画面の上が北になり、東西南北を判断しやすくなります。
iPhoneのコンパスアプリで方角を見る
iPhoneには、コンパスアプリが入っている場合があります。
コンパスアプリを開くと、スマホが向いている方角を確認できます。北、南、東、西のほか、角度で表示されることもあります。
使うときは、スマホをなるべく水平に持ち、周囲に磁石や金属がない場所で確認するとよいでしょう。
補足:コンパスアプリは便利ですが、正確さが必要な確認や安全に関わる移動では、スマホだけに頼らないようにしましょう。方角の目安として使うのがおすすめです。
Androidでコンパス機能や地図アプリを使う
Androidスマホの場合は、機種によってコンパスアプリが最初から入っている場合と、入っていない場合があります。
コンパスアプリが見つからないときは、Googleマップなどの地図アプリで現在地と向きを確認する方法が使えます。
ただし、コンパス機能の有無や表示方法は機種によって異なります。スマホの設定やアプリ一覧を確認してみましょう。
スマホの方角表示がずれやすい状況
スマホのコンパスは便利ですが、いつでも正確に表示されるとは限りません。
周囲の環境によっては、方角表示がずれることがあります。
磁石・金属・車内では乱れやすい
スマホのコンパスは、磁気の影響を受けることがあります。
たとえば、磁石、金属製の机、車内、電車内、大きな家電の近くなどでは、方角表示が乱れることがあります。
「なんとなくおかしい」と感じたら、少し場所を移動してから確認してみましょう。
手帳型ケースや磁気付きケースに注意する
スマホケースに磁石が使われている場合も、コンパスの表示に影響することがあります。
手帳型ケース、マグネットで閉じるケース、車載ホルダー用の磁気パーツなどを使っている場合は、ケースを外して確認すると改善することがあります。
8の字に動かして補正できる場合がある
スマホの方角表示がずれているときは、スマホを8の字に動かすと補正される場合があります。
地図アプリやコンパスアプリで「調整してください」と表示されたときは、画面の案内に従って補正してみましょう。
それでも方角が不安定な場合は、スマホだけに頼らず、地図や周囲の目印も一緒に確認するのがおすすめです。
スマホで確認するときのチェックリスト
- 地図が北向きになっているか確認する
- ケースや磁石の影響がないか見る
- 表示がおかしいときは少し移動する
- 道路や建物の向きと照らし合わせる
太陽と影で方角を調べる方法

スマホが使えないときや、方角の目安を自然の中で確認したいときは、太陽や影がヒントになります。
昔から使われている方法ですが、時間帯や季節によって見え方が変わるため、あくまで目安として使いましょう。
朝日は東、夕日は西の目安になる
太陽は、朝に東の方から昇り、夕方に西の方へ沈みます。ただし、季節によって昇る位置や沈む位置は少し変わるため、真東・真西を正確に示すものではなく、方角の目安として考えましょう。
たとえば、朝に太陽が見える方向を向いて立つと、前が東、後ろが西になります。右手側と左手側の方角もそこから考えることができます。
ただし、季節や地形によって見える位置は少し変わります。建物のすき間から見えている太陽だけで判断しないようにしましょう。
昼ごろの太陽の位置から南の方向を考える
日本では、昼ごろの太陽は南寄りの空に見えることが多いです。
そのため、晴れた日の昼間に太陽が高く見える方向は、南の目安になります。
南がわかれば、その反対側が北、右側と左側から東西も考えやすくなります。
ただし、正午ぴったりでなかったり、季節によって太陽の高さが変わったりするため、細かい方角まで正確に知る方法ではありません。
棒の影を使って東西を調べる
太陽が出ているときは、棒の影を使って方角を調べることもできます。
地面にまっすぐ棒を立て、影の先に石や印を置きます。少し時間をおいて、影の先が動いた位置にもう一度印をつけます。
影の先は時間とともに動くため、2つの印を結ぶと、おおまかな東西の向きがわかります。
この方法は、自由研究の実験としても使いやすいですが、短い時間ではわかりにくいことがあります。安全な場所で、時間に余裕をもって行いましょう。
アナログ時計と太陽を使う簡単な見分け方
アナログ時計を水平に持ち、短針を太陽の方向に向けると、短針と12時の間あたりが南の目安になるといわれています。
ただし、この方法はあくまで簡単な目安です。季節や地域、時刻のずれによって誤差が出るため、正確な方角を知る方法ではなく、屋外でざっくり方角を考えるための補助として使いましょう。
覚え方:朝日は東、夕日は西が基本の目安です。ただし、季節によって位置は変わるため、正確な東西を示すものではありません。
季節や地域によって見え方は変わる
太陽の高さや通り道は、季節や地域によって変わります。
夏は太陽が高く見え、冬は低く見えます。また、同じ時間帯でも地域によって見える位置が少し違うことがあります。
「太陽があるから必ずこの方角」と決めつけず、地図や周囲の情報と一緒に確認することが大切です。
建物の影や反射で勘違いしないようにする
街中では、ビルやマンションの影が複雑に伸びていることがあります。
また、ガラスや白い壁に太陽の光が反射して、太陽の位置を勘違いすることもあります。
影を使って方角を調べるときは、なるべく開けた場所で、太陽がどこにあるかを直接確認できる状態で行いましょう。
夜・曇り・屋内で方角を知りたいときの対処法

太陽が見えない夜や曇りの日、屋内では、方角を調べる方法が限られます。
無理に自然の目印だけで判断しようとせず、地図アプリや案内表示を優先して確認しましょう。
夜は北極星を目印に北を探す方法がある
夜に空がよく見える場所では、北極星を探すことで北の方向を知る方法があります。
北極星は、北の空に見える星です。見つけることができれば、その方向が北の目安になります。
ただし、街明かりが強い場所や雲が多い日は、星が見えにくいことがあります。星座に慣れていない場合も、すぐに見つけるのは難しいかもしれません。
曇りの日は地図アプリや周囲の案内板を優先する
曇りの日は太陽の位置がわかりにくいため、太陽や影を使った方法は向いていません。
このような日は、スマホの地図アプリ、駅や施設の案内板、道路標識などを使って確認するのがおすすめです。
近くに駅や大きな交差点がある場合は、地図と実際の道路の向きを照らし合わせると方角をつかみやすくなります。
屋内では窓の位置や建物の図面を確認する
屋内で方角を知りたいときは、窓の位置や建物の図面が参考になります。
マンションや住宅では、不動産図面に方位マークが書かれていることがあります。部屋の向きやベランダの向きを確認したい場合は、まず図面を見てみましょう。
日中であれば、どの窓から日が入るかもヒントになります。ただし、周囲の建物によって日当たりは変わるため、方角の目安として見るのがよいでしょう。
地下街や駅では案内表示を頼りにする
地下街や駅の中では、スマホの位置情報やコンパスが安定しにくいことがあります。
その場合は、出口案内、駅構内図、路線図、案内板などを頼りにしましょう。
「〇番出口は北側」「東口」「西口」など、出口名に方角が含まれていることもあります。
| 状況 | おすすめの確認方法 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 夜 | 北極星・地図アプリ・案内板 | 暗い場所で無理に移動しない |
| 曇り | 地図アプリ・道路・案内板 | 太陽や影では判断しにくい |
| 屋内 | 図面・窓・施設案内 | スマホコンパスが乱れることがある |
| 地下街・駅 | 出口案内・構内図 | 現在地と出口の位置を確認する |
星空が見えない日は無理に判断しない
夜に方角を知りたいとき、星が見えないからといって無理に判断する必要はありません。
暗い場所では足元が見えにくく、道に迷いやすくなります。安全が不安なときは、明るい場所へ移動したり、近くの施設や案内表示を確認したりしましょう。
屋内ではスマホのコンパスが乱れることもある
屋内では、鉄骨、家電、エレベーター、金属製の家具などの影響で、スマホのコンパスがずれることがあります。
表示が安定しないときは、少し場所を移動する、窓際で確認する、地図や図面と照らし合わせるなど、複数の方法を使うと安心です。
家・部屋・土地の向きを確認する方法

引っ越しや部屋探し、土地の確認をするときに、家や部屋の方角が気になることもあります。
特に、日当たりや洗濯物の乾きやすさ、部屋の明るさを考えるときは、方角がひとつの参考になります。
不動産図面の方位マークを見る
家や部屋の向きを確認するときは、まず不動産図面の方位マークを見ましょう。
図面には、北を示す矢印や方位マークが書かれていることがあります。これを見ると、玄関、ベランダ、窓などがどちらを向いているか確認できます。
ただし、図面だけでは周囲の建物や日当たりまではわかりにくいことがあります。実際の環境も合わせて確認するのがおすすめです。
Googleマップの航空写真で建物の向きを確認する
Googleマップの航空写真を使うと、建物の向きや周囲の道路との位置関係を確認しやすくなります。
地図を北向きにした状態で航空写真を見ると、建物がどちらを向いているかイメージしやすくなります。
ただし、航空写真だけでは部屋の正確な向きや窓の位置まではわからないこともあります。不動産図面や現地確認とあわせて使いましょう。
ベランダや窓の方角を日当たりで見る
ベランダや窓の方角は、日当たりの入り方でもある程度わかります。
朝に日が入りやすい部屋は東向き、昼ごろから明るくなりやすい部屋は南向き、夕方に日が入りやすい部屋は西向きの可能性があります。
ただし、周囲に高い建物があると、南向きでも日が入りにくいことがあります。方角だけでなく、実際の明るさも見ておくと安心です。
引っ越し前は現地で朝・昼・夕方の光を確認する
部屋の明るさや日当たりが気になる場合は、できれば時間帯を変えて確認するとわかりやすいです。
朝、昼、夕方では、部屋に入る光の量や向きが変わります。
内見が1回しかできない場合でも、不動産会社に日当たりの時間帯を聞いたり、周辺の建物の高さを確認したりすると参考になります。
| 方角 | 日当たりの目安 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| 東向き | 朝日が入りやすい | 朝型の生活、午前中に明るい部屋が好きな人 |
| 南向き | 日中に明るくなりやすい | 日当たり重視、洗濯物を干したい人 |
| 西向き | 夕方に日が入りやすい | 午後から部屋を使うことが多い人 |
| 北向き | 直射日光は入りにくい傾向 | 落ち着いた明るさを好む人、作業部屋など |
「南向き」でも周囲の建物で日当たりは変わる
一般的に南向きの部屋は明るいイメージがありますが、必ずしも日当たりがよいとは限りません。
目の前に高い建物がある、ベランダの奥行きが深い、低層階で影になりやすいなどの場合は、南向きでも日が入りにくいことがあります。
反対に、東向きや西向きでも、周囲が開けていれば明るく感じることがあります。
家相や風水は生活の好みに合わせて参考程度にする
家や部屋の方角を調べるときに、家相や風水が気になる方もいるかもしれません。
考え方のひとつとして参考にするのはよいですが、住みやすさは方角だけで決まるものではありません。
日当たり、風通し、騒音、家事動線、収納、家族の生活リズムなどもあわせて考えると、自分に合った住まいを選びやすくなります。
部屋探しのコツ:方角だけで判断せず、日当たり・周囲の建物・生活リズムも一緒に確認すると、暮らし始めてからのギャップを減らしやすくなります。
街中・旅行先で方角のヒントになるもの

知らない街や旅行先では、方角がわからなくなることがあります。
そんなときは、スマホだけでなく、街の中にある案内表示や目印も活用しましょう。
駅前地図や観光案内板を確認する
駅前や観光地には、周辺地図や案内板が設置されていることがあります。
案内板には「現在地」や「北」の表示があることが多く、周辺の施設との位置関係を確認しやすいです。
スマホの電池が少ないときや、地図アプリの表示がわかりにくいときにも役立ちます。
大きな道路・川・線路の向きを地図と照らす
大きな道路、川、線路は、方角を考えるときの目印になります。
たとえば、地図上で南北に伸びている道路が目の前にあれば、その道路の向きから北や南を考えることができます。
川や線路も同じように、地図と実際の景色を照らし合わせると、自分の向いている方向をつかみやすくなります。
高い建物やランドマークを目印にする
街中では、高いビル、タワー、商業施設、神社、公園などのランドマークも目印になります。
地図上でランドマークの位置を確認し、実際に見えている方向と比べると、自分の方角を考えやすくなります。
旅行先では、宿泊先や駅から見える大きな建物を覚えておくと、帰り道の目印にもなります。
BSアンテナや太陽光パネルは参考程度に見る
街中では、BSアンテナや太陽光パネルの向きが方角のヒントになることがあります。
一般的に、BSアンテナは南西方向に向けて設置されることが多く、太陽光パネルは日当たりのよい方向を向いていることがあります。
ただし、建物の形や設置条件によって向きは変わります。正確な方角を知るための方法ではなく、あくまで参考程度に見ましょう。
建物や設備の向きは必ずしも正確な方角とは限らない
ベランダ、窓、アンテナ、太陽光パネルなどは、方角のヒントになることがあります。
しかし、建物の設計や周囲の環境によって、必ずしも理想的な向きに設置されているとは限りません。
「アンテナがこちらを向いているから必ず南西」と決めつけるのは避けましょう。地図や太陽の位置と合わせて確認するのがおすすめです。
海辺では海岸線と地図を見比べる
海辺では、海岸線の向きが方角を考えるヒントになることがあります。
地図アプリで海岸線の形を確認し、実際の海の向きと照らし合わせると、自分がどちらを向いているのか考えやすくなります。
朝日や夕日が見える場所では、太陽の位置も参考になります。ただし、海岸の向きは場所によって大きく違うため、地図と一緒に確認するのがおすすめです。
登山・キャンプ・災害時に方角を確認するときの注意点

登山、キャンプ、災害時などでは、方角を知ることが役立つ場面があります。
ただし、安全に関わる場面では、方角だけで行動を決めるのは避けましょう。地図、GPS、案内表示、公的な情報など、複数の情報を合わせて確認することが大切です。
大切な注意:登山や災害時は、方角だけで進む方向を決めないでください。安全な道や避難先は、地図・案内表示・自治体情報などと合わせて確認しましょう。
登山では方角だけで進む方向を決めない
登山では、「北がわかるから大丈夫」と考えるのは危険です。
山では、道が曲がっていたり、谷や尾根で見通しが悪かったりします。方角がわかっても、安全な道がどこにあるかまでは判断できないことがあります。
登山では、登山地図、コンパス、GPS、登山アプリ、標識などを組み合わせて確認しましょう。事前にルートを確認しておくことも大切です。
キャンプ場では目印と帰り道を先に確認する
キャンプ場では、テントを張った場所や駐車場、トイレ、管理棟などの位置を最初に確認しておきましょう。
昼間はわかりやすい道でも、夜になると暗くなり、方向感覚がわかりにくくなることがあります。
子どもと一緒に行く場合は、「この看板を目印にする」「トイレに行くときは一人で行かない」など、家族でルールを決めておくと安心です。
災害時は避難所や安全な場所の位置を把握しておく
災害時には、避難所や安全な場所がどの方向にあるのかを知っておくと、落ち着いて行動しやすくなります。
普段から、自宅や職場、学校の近くにある避難所や安全な場所を確認しておきましょう。
方角だけでなく、実際に歩ける道、危険な場所、川や坂道の位置などもあわせて確認しておくと安心です。
ハザードマップや自治体の情報も一緒に確認する
災害に備えるときは、ハザードマップや自治体の防災情報も確認しておきましょう。
ハザードマップでは、浸水しやすい場所、土砂災害の危険がある場所、避難先の位置などを確認できます。
災害の種類によって安全な避難先は変わるため、普段から自治体のハザードマップや指定緊急避難場所を確認しておきましょう。
方角を知ることは役立ちますが、災害時は状況が変わることもあります。避難情報や自治体の案内を優先し、安全を第一に行動しましょう。
山で迷ったときはむやみに歩き続けない
山で道に迷ったときは、あわてて歩き続けると、さらに現在地がわからなくなることがあります。
まずは落ち着いて、安全な場所で立ち止まりましょう。現在地、来た道、周囲の目印、スマホの電波状況などを確認します。
危険を感じる場合は、無理に進まず、早めに助けを求めることも大切です。
危険を感じる場面では公的情報や専門機関の案内を優先する
災害時や登山中など、危険を感じる場面では、自己判断だけで行動しないことが大切です。
自治体の避難情報、警察や消防、施設の係員、登山口の案内、管理者からの情報などを確認しましょう。
方角を知る方法は便利ですが、命や安全に関わる場面では、公的情報や専門機関の案内を優先してください。
方角確認はあくまで位置を把握するための補助として使う
方角を知ることは、自分の位置や進む方向を考える助けになります。
ただし、方角だけでは、安全な道や正しい避難経路までわかるわけではありません。
地図、案内表示、周囲の状況、天候、体調などをあわせて確認し、無理のない行動を心がけましょう。
あわせて確認したいこと
- 現在地がどこか
- 安全に歩ける道があるか
- 避難先や管理棟の場所
- スマホの電池や電波状況
- 自治体や施設からの案内
まとめ

方位磁石がなくても、スマホ、太陽、影、地図、案内板などを使えば、方角の目安を知ることはできます。
日常生活や旅行先で「北はどっち?」「東西南北を知りたい」と思ったときは、まずスマホの地図アプリで現在地を確認し、地図を北向きにしてみましょう。
太陽が見える昼間なら、朝日は東、夕日は西、昼ごろの太陽は南寄りという考え方も参考になります。影を使えば、東西の目安を調べることもできます。
方位磁石なしでも方角の目安は身近な方法で確認できる
方角を知るために、必ず方位磁石が必要というわけではありません。
スマホの地図アプリ、太陽の位置、影の動き、駅前地図や案内板など、身近なものでも方角の目安は確認できます。
まずは、今いる場所と周囲の目印を落ち着いて確認することから始めましょう。
スマホ・太陽・影・地図を組み合わせると判断しやすい
方角を調べるときは、ひとつの方法だけで決めつけないことが大切です。
スマホのコンパスはずれることがありますし、太陽や影も時間帯や天気によって使いにくいことがあります。
スマホ、太陽、影、地図、周囲の案内表示を組み合わせると、方角をより確認しやすくなります。
正確さが必要な場面では無理に自己判断しない
登山、キャンプ、災害時、土地や建物の確認など、正確さや安全が大切な場面では、方角だけに頼らないようにしましょう。
地図、GPS、方位磁石、公的情報、専門家の確認などをあわせて使うと安心です。
不安があるときや危険を感じるときは、無理に進まず、安全を優先してください。
暮らしの中で方角を知っておくと安心につながる
方角がわかると、知らない街での移動、部屋探し、旅行、災害時の備えなど、さまざまな場面で役立ちます。
普段から、自宅の窓やベランダがどちらを向いているか、最寄り駅や避難先がどの方向にあるかを確認しておくと安心です。
方位磁石がなくても、身近な方法で方角の目安は調べられます。いざというときに慌てないよう、できる方法から覚えておきましょう。
方角を確認したいときは、まずスマホ地図を北向きに
外出先や旅行先で迷いやすい方は、目的地に向かう前に現在地・北の向き・周囲の目印を確認しておくと安心です。スマホだけに頼らず、案内板や道路の向きも一緒に見ておきましょう。

